理事長室だより第14号をお届けします。
さて、先日3日に、平成21年度本学入学式が執り行われました。入学生の皆さんには、「ヒトの生命、いのち」に直接携わる医療人を目指す心構えと、本学及び北海道の将来を担っていただきたいという期待を述べさせていただきました。新入生を学内に迎えるこの時期は、大学全体が新歓の雰囲気に満ち、とてもフレッシュな気持ちになりますね。
 それでは、最近の本学の動きをお知らせします。

来年、本学は開学60周年(創基65周年)を迎えます
 来たる平成22年、本学は、昭和25年の創設から開学60周年、前身の道立女子医学専門学校の創設から創基65周年を迎えます。本学の歴史を築いてきた卒業生の方々を始め、関係者の皆さんに感謝するとともに、本学のさらなる発展を願って、 現在、「開学60周年(創基65周年)記念事業」の検討を進めているところです。
 現在予定している記念事業は、記念式典、講演会、祝賀会の実施や記念公開講座の実施などですが、今までの本学の歩みを振り返り、新たな一歩を踏み出すための節目として、充実したものにしたいと考えておりますので、円滑な事業の実施に向けて、教職員の皆さんのご協力をお願い申し上げます。

公開リレー講座を開催します
 本学は、昨年10月に、高い医療倫理と教養を備えた人間性豊かな医療人の育成を目的として医療人育成センターを設置しました。その開設記念事業として、今後の本学における一般教養教育のあり方を展望するため、4月24日から全6回にわたり公開リレー講座を開講します。
 「世界の構造転換の中で、日本のあり方を考える」をテーマに、日本総合研究所会長であり、多摩大学の学長も務められている寺島実郎先生の監修をいただき、寺島先生ご自身を始めとして、各界の大変著名な講師の方々をお招きして、ご講演をいただくこととしております。
 一般市民の皆様にも先着100名ということで公募しましたが、既に定員に達し、申し込みを締め切らせていただいたところです。特に本学学生については、国際的視野を兼ね備えた医療人への一歩を踏み出すための、一つのきっかけになるものと考えておりますので、ふるって参加していただきたいと思います。


 今週は、最高気温が20度を超えたかと思えば、雪がちらついたり、たいへん寒暖の差が厳しい週でした。体調を崩されることのないよう、お身体ご自愛下さい。