第10号  平成17年1月18日


 学長室だより第10号をお届けします。15,16日に大学入試センター試験がありましたが、
事務に携わった教職員の皆さん、ご苦労様でした。

 今回は評議会の決定事項についてお知らせしたいと思います。

 
1 1月11日開催の評議会における決定事項についてお知らせします。

  (1)「札幌医科大学における知的財産の扱いについて」の基本的な考え方について 

   本件については「産学・地域連携機能等検討委員会」(委員長 医学部濱田教授)
  で取り組まれているところですが、このたび、本学の知的財産ポリシーの原案が
  まとまり、その内容が報告されました。

   主なポイントは発明、特許などの管理・活用は、知的財産管理室が中心となり、
  大学が組織的に行うことや実施料収入の配分など研究者・発明者の支援について
  などです。

   今後、道側とも調整し、学内の皆さんのご意見を伺う期間を設けたいと考えており
  ます。

  (2)医療問題調査委員会規程の一部改正について

   この委員会については平成9年4月1日に設置してきたところですが、医療事故が
  発生した場合に、「原因等調査」、「事故報告書の作成」、「報道機関等への公表」など
  を進めることとしています。

   この具体的な事務の透明性や客観性をさらに確保するため、これまでの病院関係者
  以外の教職員に加え、新たに外部委員としての有識者が追加されることになりました。

  (3)札幌医科大学における禁煙対策について
 
   本学の禁煙対策については、平成14年4月から執務室の全面禁煙をはじめとして、
  保健医療学部、附属病院で取り組まれてきました。

   平成15年6月には健康増進法が施行され、学校や官公庁施設等多くの人が
  出入りする施設では受動喫煙を防止するための必要な措置を行うよう努めることと
  されており、他大学でも全面禁煙に踏み切るところがでてきています。

   本学としても全面禁煙を基本方向とすることになりますが、具体的なことについては、
  今後、拡大大学三役会議等で早急に検討していくこととしました。

  (4)平成17年度文部科学省予算関係について

   文部科学省の平成17年度予算について事務局から報告がありました。総額として
  は減っているものの大学教育改革の支援に関する予算、いわゆる競争原理に基づき
  各大学が取り組むプロジェクトの支援についてはメニューも予算額も大幅に増えて
  います。

   例えば、新しいメニューとして「地域医療等社会的ニーズに対応した医療人教育支援
  プログラム」や若手研究者の養成機能強化を図る「魅力ある大学院教育
  イニシアチブ」などが創設される予定で、具体的内容については今後、公表される予定
  です。