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大学概要

理事長・学長室だより -5号- 平成29年2月15日発行

理事長・学長室だより

                                          理事長・学長 塚本 泰司

はじめに

 比較的穏やかな年明けで平成29年度がスタートしました。しかし、その後も一時的な天候悪化はあり、千歳空港の閉鎖が取りざたされたのも記憶に新しいところです。果たして雪まつりの時期はどうなるかと思っていましたが、札幌はそれほど寒くもなく落ちついた天候であったのは何よりでした。西日本は大変のようでした。
 大学の教育研究棟の工事も順調に進んでいるようです。次回にはある程度まとまった工事の進捗状況をお伝えできると思います。

平成28年度年度災害医療対策訓練の実施

 御存じのように本学附属病院は平成9年に北海道知事より道内唯一の基幹災害拠点病院として指定されています。そのため、救急医療施設として集団災害に対する準備態勢を維持し、万が一の時にはDMATや国際緊急援助隊などとして医療スタッフの現地派遣や被災患者の収容を行うことになっています。今年度の訓練は平日の日中に大地震が発生したという想定の下、保健医療学部看護学科学生53名が模擬患者等として参加し、本番さながらの訓練が行われました。
 学生に対する災害医療対策に関連する教育は、座学では行われてきていましたが、実践の場での教育の必要性が求められるようになってきています。そこで、平成29年度からは講義と実習の両面からの災害教育を行う予定でいます。災害時の初期治療、災害を受けた人に対する精神的サポートを含めた支援などの教育を予定しています(なお、保健医療学部長だよりの本年度4号にもより詳細が記載されています)。

平成28年度札幌医科大学国際交流活動報告会

 本年度の国際交流活動の報告会が1月30日に開催されました。
 研究者交流の2事業、語学研修事業、臨床研修派遣の2事業の報告がありました。研究者交流事業では、パウロ財団との協定事業における東フィンランド大学への医学部教員の派遣、ジャムス大学との協定に基づく保健医療学部教員の派遣が行われています。アルバータ大学との交流では本年度は語学研修のみとなっていますが、両学部合わせて12名の1年生が参加しました。日本語の能力とともに英語の能力も必要です。語学は若い時に習得しておくのに限ります。これからも継続的な学習を心掛けてください。臨床研修派遣事業では、例年通り中国医科大学と韓国カソリック大学にそれぞれ2名の5年生が参加しました。4名とも、有意義な臨床実習であったこと、自分たちの学習で不足しているものがあることなどを学んだとのことでした。
 語学もそうですが、グローバルな視点で状況を理解することはどんな状況でも必要ですので、今回の機会を将来のキャリア形成に生かせてもらいたいと思います。

入学試験・国家試験について

 前回の理事長だよりでも、保健医療学部の推薦入学試験(平成28年11月26日)を皮切りに、大学入学試験が本格化することを記載しました。2月は医学部と保健医療学部の前期入学試験が行われます。4年後あるいは6年後に医療人として巣立つにふさわしい学生を選抜したいものです。
 入学試験と共に、国家試験も開始されます。
皮切りは医師国家試験で2月11日-13日に行われます。次いで助産師(2月16日)、保健師(2月17日)、看護師(2月19日)、理学療法士、作業療法士(いずれも2月26日)の順に国家試験が行われます。受験される皆さんは体調を整え万全の準備で臨んでください。本学における教育の質を評価する指標の1つ(決して全てとは思いませんが)が、これらの合格率であるとすると、本学はこれまで優れた成果を上げてきたといえます。これを継続し、特に医師国家試験では合格率をさらに向上させることが必要と考えています。

第8回アジア冬季競技大会の医療救護サポート

 第8回アジア冬季競技大会が、2月19日から26日まで札幌と帯広で開催されます。アジアの45の国と地域が加盟するアジアオリンピック評議会が開催する総合国際スポーツ大会です。来年、平昌で開催される冬季オリンピックの前哨戦ともいうべき大会で、多方面からの注目が集まっています。この大会の医療救護サポートとして、本学からも多くの教職員が協力体制をとっています。この大会の組織員会の医事委員会には、保健医療学部理学療法学科の渡邉耕太教授が副委員長として、片寄正樹教授が理学療法・トレーナー部門総括の立場で医事委員に任命されています。
 本学の医師、看護師及び理学療法士も競技会場や選手村ホテルの医務室等スタッフとして延べ200人以上が大会の支援に当たることになっています。もちろん、附属病院は選手・役員の受け入れ病院の1つであり、眼科系・口腔外科系負傷者には眼科及び歯科口腔外科が、3次救急には高度救命救急センターが参加します。大学挙げての地域・国際貢献となりそうです。
 両都市で行われる大会が無事終了することを願うと同時に、身びいきではありますが日本人選手が大活躍されることを願っています。

終わりに

 教職員の皆さんには、年度末で何かと仕事が出てくる時期と思いますが、年度計画の実施状況評価、新年度予算作成、など新しい年度へつながる準備も必要です。一時落ち着いたかに見えたインフルエンザがまた、猛威を振るっているようです。高齢者を除けば、意外と若い層の患者さんが多いということも聞いています。教職員の若い世代は大学の推進力です。ワクチン接種は言わずもがな、日常の手洗い、うがいなど単純な予防策が意外と効果的な場合もあります。くれぐれもご注意ください。
 大学の行事では卒業式が控えています。学生の皆さんは卒業試験を無事くぐり抜け、さらに国家試験に合格するよう全力を尽くしてください。ここを通り抜けないと先が見えません。学生の皆さんからの朗報を期待しています。