理事長室だより第37号 平成27年12月28日

 理事長室だより第37号をお届けします。 
 札幌は12月後半に入っても、平年に比べると気温は高目で、日中は体感でも暖かく感じられる日が多くなっていましたが、最近になってやっと最高気温も氷点下という北海道本来の冬の厳しさを実感するようになりました。
 今年最後の理事長室だよりになります。
 それでは、本学における最近の動きをお知らせします。

 

●ニプロ株式会社による「再生医療研究開発センター(仮称)」の建設が始まりました

11月13日、本学の西側に隣接する南一条西18丁目の建設予定地にて起工式が行われ、ニプロ株式会社による「再生医療研究開発センター(仮称)」の建設が始まりました。

このセンターの主な建設目的は、昨年4月に同社と本学がライセンス契約を締結した「脳梗塞、脊髄損傷における自己骨髄細胞を用いた再生医療」の実用化を、より迅速に行うために、その基盤となる培養技術の修得、大量生産に適した培養設備、消耗品等の共同開発を強化することです。

本学では、患者自身の骨髄に含まれる間葉系幹細胞を体外で約1万倍に増殖させ、その細胞を患者の静脈から点滴で投与するという再生治療の研究を進めており、脳梗塞、脊髄損傷ともに、医師主導治験が順調に進んでいます。この再生治療は、自己の間葉系幹細胞を用いて損傷した脳神経や血管、中枢神経を修復させるもので、外科的治療を必要としない、非常に画期的な治療方法と言えます。

 センターの完成は来年夏頃の予定ということですが、完成すれば研究実用化への大きな第一歩となります。本学はこれからも同社と協力し、多くの患者の方々のために、一日も早い実用化に向け全力を尽くしてまいります。

 

●平成28年度入学者選抜試験が始まりました

11月28日、保健医療学部の推薦入試が行われ、本学の平成28年度入学者選抜試験がスタートしました。

1月16日、17日には、大学入試センター試験が札幌北高校を会場に行われ、2月4日には医学部推薦入試、2月25日には両学部の一般入試が本学で行われます(医学部一般入試は2月26日まで)。
 本学においては、顕在化している医師不足に対し、道内で医学・医療に従事する医師を養成するために、医学部一般入試で平成25年度入試から設置している「北海道医療枠」が4度目の入試を迎えますが、この募集枠の主旨の定着や成果といったものがますます重要になり、注目されるところでもあります。

関係する教職員の皆様におかれましては、各試験が滞りなく今年度も無事に終了するよう特段のご協力をよろしくお願いします。

 

●平成27年度地域医療合同セミナー合同報告会を開催しました

12月18日、本学臨床教育研究棟1階講堂にて、平成27年度地域医療合同セミナー合同報告会を開催しました。

前回の理事長室だよりでもお伝えしましたが、本学では地域医療への貢献を目指した質の高い医療人を養成することを目的に、医学部、保健医療学部の学生を対象とした多職種連携教育科目「地域医療合同セミナー」を実施しており、本セミナーで今年度は8月に道内各地域において地域医療実習を行いました。

報告会では、学生たちが地域医療実習において習得した知識や課題について発表し、当日ご出席いただいた実習でお世話になった根釧地区、利尻地区、留萌地区などの関係者の方々にも聴いていただきました。また、学生の報告の後には、北海道保健福祉部の村木一行部長の代読により、高橋はるみ北海道知事から学生たちへの激励のメッセージもいただきました。

 本学の教育に対する、北海道をはじめ道内各地の皆様方の暖かいご理解とご支援に、心から感謝申し上げます。

 

●最後に

今年も残すところあとわずかとなりました。

来春に卒業を控えた学生にとっては2月の国家試験がいよいよ目前に迫っており、試験勉強にラストスパートをかける時期かと思います。大学全体にとっても入試関連など重要な行事がスタートし、教職員もここから3月の年度末まで最も多忙な時期になるかと思います。

いずれにしても重要な時期となりますので、学生、教職員の皆さんにはしっかりと体調管理をしていただくようお願いするとともに、年末年始ということで、時節柄アルコールに接する機会も多くなると思いますので、本学の学生、教職員としての自覚を持ち、くれぐれも節度ある接し方を心掛けていただくようよろしくお願いします。

引き続き年末年始にも附属病院などで業務に就かれる教職員の皆さんに感謝を申し上げ、来年が皆さんにとって良い1年となり、本学にとっても実り多き年となるよう願っています。

 

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