理事長室だより第29号 平成26年8月7日

 理事長室だより第29号をお届けします。
 札幌では猛暑日が続き、夏真っ盛りの様相を呈しています。
 皆様におかれましては夏バテなどで体調を崩されぬよう、体調管理にお気を付け下さい。
 それでは、最近の本学の動きをお知らせします。

●本学と稚内信用金庫及び北海道中央バス株式会社との間で包括連携協定を締結しました

 本学は、産学の連携を通じて相互の発展に寄与するとともに、北海道の保健・医療・福祉の向上など、地域社会の発展に資することを目的とし、本学基礎医学研究棟5階共通会議室において、7月4日に稚内信用金庫、8月1日に北海道中央バス株式会社と連携協定を締結し、調印式を行いました。
 今後は、地域医療教育に関わる支援や、保健・医療・福祉に関する共同セミナー・イベントの開催などの分野で連携・協力していくことを予定しています。
 本学と民間企業との間で締結する包括的な連携協定は、北海道新聞社、北洋銀行、株式会社ハーバー研究所、株式会社ホリ、大地みらい信用金庫、留萌信用金庫、株式会社十勝毎日新聞社に次いで、稚内信用金庫が8例目、北海道中央バス株式会社が9例目になります。
 本学は今後もこのような産学連携などを通じ、患者様、ご家族様、地域の皆様に様々な形で貢献できるよう取り組んでまいります。

●株式会社ホリ・札幌医科大学 包括連携協定締結記念食育セミナー「からだとこころに、幸せなお菓子を」を開催しました

 7月16日、本学臨床教育研究棟1階講堂において、株式会社ホリと本学との包括連携協定締結を記念した食育セミナー「からだとこころに、幸せなお菓子を」を開催しました。
 第1部の基調講演では、食育研究家の服部幸應氏から、家庭における食育の重要性について、オテル・ドゥ・ミクニオーナーシェフの三國清三氏からは、ご自身の体験に基づいた味覚の形成について、それぞれご講演いただきました。
 また、第2部では、第1部でご講演いただいたお二方に、株式会社ホリの代表取締役社長である堀安規良氏と私も加わり、「子どもたちの食」や「生活習慣病と食」、「地産地消と食」についてパネルディスカッションを行いました。
 セミナー当日は、大変多くの方にご来場いただき、会場である講堂がほぼ満席になりました。服部先生と三國シェフの貴重な講演をお聴きいただき、ご来場者の皆様も大変満足されたのではないかと思います。私自身も、お二方の講演で非常に勉強をさせていただくとともに、パネルディスカッションでのトークセッションでは、生活習慣病予防のために家庭から食生活を見直すことの大切さなどについてお話しさせていただきました。
 セミナー終了後には、現在、株式会社ホリと本学で共同開発中の北海道産のハスカップ、シソを使った無添加ゼリーを、ご来場いただいた方に抽選で試食していただきました。試食いただいた感想としては、好印象のものが大変多く安心しました。
 服部先生と三國シェフには、お忙しい中にも関わらずご講演いただき、本当にありがとうございます。また、本セミナーの開催にあたってご尽力いただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

●最後に

 本学においては今年度も、医学部と保健医療学部合同の学部一貫教育による地域医療マインドの形成のため、地域医療実習を8月5日から道内各地域で行っています。詳細については、次号の理事長室だよりでご報告しますが、学生の皆さんにはこの機会に、地域医療の現場でぜひ多くのことを学んできてほしいと思います。
 また、8月18日の月曜日には、附属病院1階ロビーにて、新和グループの主催による「第4回 札幌医科大学 札幌交響楽団アンサンブルコンサート」が開催されます。早いものでこのコンサートも今年で4回目の開催となりますが、毎年、札幌交響楽団による素晴らしい演奏が披露されています。患者様や学生・教職員だけでなく、地域の皆様にも公開しています。ぜひ皆様も優雅なひと時を味わいにご来場ください。当日は直接附属病院ロビーにお越しいただければ結構です。私も今からとても楽しみにしています。

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