札幌医科大学保健医療学部一般入学試験の合否判定ミスに伴う再発防止策について
札幌医科大学保健医療学部一般入学試験の合否判定ミスに伴う再発防止策について
平成29年6月26日
札幌医科大学保健医療学部の平成29年度入試及び平成27年度入試において、面接評価を入力する集計表の中で、評価を点数化する計算式が一部欠落していたことにより、合否判定に誤りが生じ、各年度1名ずつ計2名の方を不合格としていたことが判明いたしました。
このような判定ミスにより、不合格となった受験者のお二人をはじめ、保護者の方々や学校関係者など多くの皆様に多大なご迷惑をおかけいたしましたことを深く反省し、心よりお詫び申し上げます。
本学ではこの事態を重く受けとめ、今後このようなことのないよう再発防止に真摯に取り組んでまいります。
[ 再発防止策 ]
○アドミッションセンターの組織改組
再発防止に向け組織体制の強化を図る観点から、これまで教員のみで入学者集から選抜までの中心的役割を担っているアドミッションセンターの体制を、教員19名から事務局職員5名(副センター長及びセンター委員)を加えた24名体制の組織に改組するなど、教員・事務局職員が連携して入学者選抜に関する業務を行う体制を整備します。
○チェック体制の強化と成績集計プログラムの改善
・ 合否判定に関わるすべての作業工程それぞれの責任体制を明確にし、各工程ごとに複数人によるチェックを行
うとともに、アドミッションセンターの専任教員が、総括的な観点から工程ごとの各責任者と密接に連携して、
業務のプロセス全体を把握し点検できる体制を整備します。
・ 成績集計表については、集計表に評価を点数化する計算式の削除防止のための保護機能や誤入力時に警告表示
する機能を新たに追加するなど改善に向け全般的に点検を行うこととし、改善実施に当たっては外部機関の有効
活用を図ることとします。
○マニュアル整備
・ チェック項目や採点、入力、集計手順を明確にするとともに、試験準備・試験終了時の点検を徹底するマニュ
アルを、外部からの助言も受けながら速やかに策定します。
・ 当該マニュアルについては、不断に点検・確認を行い、有効性を継続的に確保します。
○研修実施(マニュアルの徹底等)
・ アドミッションセンターをはじめとする全関係教職員を対象に、新たに策定するマニュアルの徹底を図るた
め、毎年度、試験準備段階において研修を行うこととし、合否判定業務の的確な実施に向けた意識の醸成と再発
防止の徹底を図ります。
札幌医科大学長