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北海道新聞「学んで治そう」に地域医療総合医学講座 山本和利教授の記事が掲載

北海道新聞「学んで治そう」に地域医療総合医学講座山本和利教授の記事が掲載されました

学んで治そう画像

      9月29日 北海道新聞掲載記事

読者の相談に、地域医療総合医学講座 山本和利教授が回答しています。
詳細は、下記をご覧ください。

<学んで治そう>2010/09/29, 北海道新聞朝刊全道

下痢で血圧低下*検査で原因の特定必要


Q 53歳主婦。
去年から2、3カ月に一度、激しい腹痛の下痢の時に嘔吐(おうと)があり、血圧が急に下がります。座っていられないほど具合が悪くなり、トイレで倒れてしまいます。その状態が30分ほど続きます。便潜血検査は毎年異常ありません。家族がいない時に倒れたらと思うと不安です。

回答 山本和利さん*札幌医大病院総合診療科(札幌市中央区)
この経過全体から受ける印象としては、過敏性腸症候群の症状として激しい腹痛の下痢、嘔吐が起こり、自律神経の一つである副交感神経の作用が高まり血圧が急に下がるものと考えられます。
過敏性腸症候群は、腸の粘膜に病変がなく、ただ腸の働きが強くなりすぎることによって腹痛や便通異常といった症状が現れる病気です。ストレスやプレッシャーがかかると腸が敏感に反応して症状を起こす、つまり腸の自律神経の不安定な状態といえるでしょう。
便潜血検査は毎年異常がないということですが、年齢のことを加味しますと炎症性腸疾患や悪性疾患を現時点では否定できませんので、最寄りの医療機関を受診し血液や便検査、消化器内視鏡検査を受けることをお勧めします。
炎症性腸疾患や悪性疾患が否定されれば、過敏性腸症候群に対して有効な内服薬がありますので、それで症状を軽減することができます。便の水分バランスを調整する薬、腸のけいれん・緊張を取り除く薬、便秘に対しての軽い下剤・整腸薬や腸管運動機能調整薬などが有効です。環境やライフスタイルの改善も重要です。また、便秘が主症状の場合は高繊維質のものを食べるとよいでしょう。
血圧が低下する症状がそれでも起こる場合には、医師に相談すると、血圧の下がりにくい内服薬やその時の対処法を教えてくれると思います。

【北海道新聞社許諾 D1009-1103-00006845】

※記事は下記PDFをご覧ください。

  • 経営企画課・広報
  • 発行日:2010年09月29日