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プレスリリース・メディア

北海道新聞掲載「ひと2014」

平成26年1月31日(金)の北海道新聞の「ひと 2014」にて、本学医学部整形外科学講座 渡辺 耕太講師が紹介されました

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<ひと2014>渡辺耕太さん*五輪日本選手団の医師としてソチへ赴く札医大講師

2014/01/31 北海道新聞朝刊全道(総合) 2ページ 573文字

 「私たちは黒子。選手が活躍し、メダルが取れるよう、陰から支えたい」。ソチ冬季五輪の日本選手団に帯同する本部メディカルドクター3人のうちの1人。31日に日本を出発する。
 スケートやカーリング、アイスホッケーなどが担当で、選手のけがや病気の治療と予防、ドーピング検査への同行、さらにはストレスや緊張を和らげることにまで気を配る。「五輪に行けるのも大学や周囲の理解のおかげ。得た経験を患者の診療に生かしたい」
 生まれ育った苫小牧で小3から高校卒業までスピードスケートに熱中した。故障で成績が伸びなかったり、競技を断念したりした仲間を数多く見てきた。「何とかしたい」。当時のこの思いが、後に札医大に進み整形外科医となった原点だ。
 普段は大学病院で患者を診察し、スポーツ医学を研究する。医学生時代に始めたアイスホッケーは、180センチの長身を生かして今も札幌の社会人チームの現役選手だ。
 初めて五輪に帯同した前回バンクーバーでは「つらい決断」をした。競技4日前の公式練習で頭を強打したスノーボードの藤森由香選手にレース直前、「もう一度頭を打つと後遺症の可能性がある」と説得し、ドクターストップをかけた。
 藤森選手は今回、再び五輪代表になった。「あの悔しさをソチで晴らしてくれれば」と、ひそかに活躍を願う。札幌市在住。46歳。(岩本進)
(わたなべ・こうた)

【北海道新聞社許諾D1402-1408-00009530】


  • 経営企画課企画広報係
  • 発行日:2014年02月04日

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