医学部合同新技術説明会の開催(ご案内)

11月18日開催:医学部合同新技術説明会の開催(ご案内)

医学部合同新技術説明会

医学部合同新技術説明会


 平成23年11月18日(金),科学技術振興機構JSTホール(東京・市ヶ谷)において,「医学部合同新技術説明会」を下記により開催いたしますのでご案内申し上げます。
 本説明会は,大学などの研究機関やJSTの各種事業で生まれた研究成果(未公開特許を含む)の技術移転(特許の実施許諾,共同研究の開始など)を目的として,発明者である研究者自らが発表し,企業関係者の皆様に,技術内容を詳細に説明します。
 この度札幌医科大学(学長・島本和明)からは,医学部内科学第一講座・講師 有村 佳昭(ありむらよしあき)が参加いたします。



※定員は各説明につき100名で,参加費は無料ですが,事前登録制となっております。プログラム及び参加申込方法は「医学部合同新技術説明会」のウェブサイトをご覧ください。


  
  開催日時   平成23年11月18日(金) 10:00~16:50 
  会  場   科学技術振興機構JSTホール(東京・市ヶ谷) 東京都千代田区四番町5-3  
                       サイエンスプラザ地下1階 JSTホール  TEL:03-5214-7519
  主  催        札幌医科大学,旭川医科大学,浜松医科大学,滋賀医科大学,金沢医科大学、
                       関西医科大学,聖マリアンナ医科大学,独立行政法人科学技術振興機構(JST) 


札幌医科大学の技術シーズ発表
11月18日(金) 11:40~12:10
 
 札幌医科大学 医学部 内科学第一講座 講師 有村 佳昭                                            
「間葉系幹細胞由来Gut trophic factorによる腸上皮再生」
 “Gut Tropic Factors Derived from Conditioned Mesenchymal Stem CellsEnhance Recovery from Intestinal Epithelium”

【新技術の概要】
MSC培養上清は,多彩なgut trophic factorを含有し,投与量に依存して実験腸炎の重症化を抑制し回復を促進した。また,腸上皮細胞株のアポトーシスを抑制し,細胞増殖・遊走を促進した。


【新技術の従来技術・競合技術との比較】

細胞治療と異なり,拒絶反応や細胞調製に制限されず,簡便かつ安全に治療できる利点がある。腸上皮の再生を直接促すため,炎症性腸疾患をはじめ,さまざまな難治性腸管傷害の根治的治療となりうる。

【新技術の特徴】
・培養条件および化合物として最適化することで,様々な疾患に対する再生医療へ応用が可能である
・MSC細胞移植療法に比較して汎用性,再現性,利便性,安全性が高い
・有益な成分を複数含有する「カクテル製剤」や未知の分子を含めた単一有効成分を標的とした創薬も可能である

【想定される用途】

・難治性腸炎の治療薬・予防薬
・生体組織の分化誘導および増殖に関する研究試薬
・その他の臓器に対する再生医療への応用

 

発行日:

本件に関するお問い合わせ先
  • 札幌医科大学附属産学・地域連携センター 産学官連携コーディネーター 佐藤
  • メールアドレス:chizai@sapmed.ac.jp
  • 電話番号:011-611-2111(内線2108)
  • ファックス番号:011-611-2185