北海道消防学校訓練生に周産期演習を行いました【6月3日実施】

画像スライド集

看護学科助産・母性看護学領域 正岡経子 教授による挨拶
周産期演習担当者の紹介
看護学科 荻田珠江 講師による講義
分娩時に使用する物品の説明
実技訓練の様子
実技訓練の様子
実技訓練の様子
異常時の対応に関するデモンストレーション
  令和元年6月3日(月)、本学保健医療学部において北海道消防学校訓練生に対する周産期演習を実施しました。本演習は、消防職員の皆様が救急隊員として救急車に乗務するために必要な救急業務を習得することを目的として開催されました。救急隊員を養成する消防学校での周産期演習は、全国的に珍しく、北海道においては昨年7月に初めて実施し、今回で3回目の開催となりました。
 保健医療学部看護学科助産・母性看護学領域 正岡経子 教授、林佳子 講師、荻田珠江 講師、前田尚美 講師、白井紀子 助教、非常勤講師 植木瞳さん、大学院生 蔭田朋美さん、附属病院助産師 小川迪子さんの8名で担当いたしました。
 当日は、北海道内各地から専科教育救急科に入校した55名の消防隊員と2名の海上保安庁職員の皆様が参加されました。分娩や新生児に関する基本的知識についての講義後に、実技訓練を行いました。実技訓練では、救急要請があり現場に到着したところ分娩が切迫している状況で、自宅で出産した後に救急搬送するケースを想定しました。分娩および出生直後の新生児の状態をイメージしていただきながら、救急隊員の皆様が実施できる範囲内の実技について、4グループに分かれて演習を行いました。また、前回演習後のアンケートにあった「異常時の対応について知りたい」という要望をふまえ、骨盤位や双胎の場合および産後出血多量時の対応について、担当者による実演も行いました。
 参加者からは「今回は出産後に搬送するケースだったが、どんな場合に自宅での出産がよいのか」「臍の緒が首に巻いていたときはどうしたらよいのか」「新生児の吸引は何回くらいすればよいのか」などの具体的な質問が多数寄せられました。実際に救急搬送するケースに出会うことをイメージしながら、熱心に演習に取り組まれていました。

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