当院肝疾患センター主催で市民公開講座in室蘭「肝臓病の最新治療を学びましょう!」を開催しました【6月21日実施】

画像スライド集

肝疾患センター主催「市民公開講座1n室蘭」の様子
肝疾患センター主催「市民公開講座1n室蘭」の様子
座長 市立室蘭総合病院 金戸宏行病院長
座長 市立室蘭総合病院 金戸宏行病院長
肝疾患センター 佐々木 茂センター長(消化器内科学講座 准教授)
肝疾患センター 佐々木 茂センター長(消化器内科学講座 准教授)
肝疾患センター 阿久津 典之副センター長(消化器内科学講座 助教)
肝疾患センター 阿久津 典之副センター長(消化器内科学講座 助教)
 市民公開講座の様子
市民公開講座の様子
 肝疾患連携拠点病院として当院では、患者さんからの相談窓口「肝疾患センター」を設置し、当院の患者さんを対象とした「肝臓病教室・肝臓サロン」の他、北海道各地で市民公開講座を開催し、肝炎や肝炎ウイルス検査受診に関する啓発活動や、最新治療に関する情報提供を行っています。

 当日は、室蘭市及び近郊から集まった約40名の参加者を対象に、B型肝炎とC型肝炎の治療について講話を行いました。
 B型・C型肝炎の治療の目的は、肝硬変や肝がんへの進行を防ぐことにあります。
 「B型肝炎の治療」では佐々木センター長が、2000年以降、有効な治療薬が次々と登場し、最近では肝がんの発生は減少し、長期的な予後の改善が期待できるようになっていること、早めの検査受診と治療のタイミングを逃さないことが何より大切であると話されました。
 続いて阿久津副センター長からは、C型肝炎はここ数年でめまぐるしい進歩を遂げ、内服薬によってほとんどの患者さんが治癒できるようになったこと、完治が期待できるからこそ、肝硬変や肝がんに進行する前に早期発見・早期治療が重要であることについて話がありました。
 講演後は、ウイルス検査や、治療に関する多くの質問が出された他、個別相談コーナーにおいても、多くの方が熱心に相談をされていました。

 参加者からは、「無料でウイルス検査が受診できることなど、もっとたくさんの人に聞かせたい内容だった。」「わかりやすい回答をいただき、治療について十分納得できた。」などの感想が寄せられました。

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