札幌医科大学におけるイチャルパの実施について

札幌医科大学におけるイチャルパの実施について【10月5日実施】

画像スライド集

写真1
札医大イチャルパの様子
写真2
主催者挨拶(北海道アイヌ協会 加藤忠理事長)
写真3
協賛者挨拶(札幌医科大学 島本和明学長)
写真4
協賛者挨拶(日本人類学会 金澤英作会長)
写真5
関係者一同による黙祷
写真6
札医大イチャルパの様子
写真7
札医大イチャルパの様子
写真8
札医大イチャルパの様子
  本学には道内各地の遺跡から出土したアイヌ民族の遺骨があり、教育委員会などの関係機関からの要請により埋蔵文化財保護法のもとに大切に保管させていただいております。
 このほかに工事等で発見された遺骨や、縄文時代をはじめとする先史時代の人骨も保管しております。これらの人骨の研究により、アイヌ民族が縄文時代にさかのぼる日本の先住民であることが科学的に実証されています。
 慰霊祭「イチャルパ」は、平成18年10月に本学と北海道アイヌ協会が交わした覚書に基づき、札幌医科大学に保管されているアイヌ民族の遺骨をご供養するために、同年第1回目となる「アイヌ人骨・札医大イチャルパ」を開催し、以降毎年開催しています。
 今年度についても10月5日(金)に、本学軽グラウンドにて北海道アイヌ協会主催による「アイヌ人骨・札医大イチャルパ」を実施しました。
 当日は、多くの関係者が列席し、「カムイノミ」(神酒を神にささげる儀式)など、先祖や神へ祈りをささげるアイヌ民族の伝統的な儀式が行われました。
 その後、札幌医科大学記念ホールにおいて千歳市埋蔵文化財センター 高橋 理先生によるご講演「動物考古学からみるアイヌの儀礼と文化」が開催されました。


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