現在位置の階層

  1. ホーム
  2. 病理学第二講座

病理学第二講座

ヒトの体は,血液から隔絶されたいくつかの区域を内包している.これらの区域は,一層の細胞に覆われることによって独立した内部環境を保っている.これらが機能するために,タイト結合は,区域を隔絶している細胞と細胞の隙間を物質が自由に通過できないように厳密にシールする必要がある.もしタイト結合機能が失われると,浮腫,下痢,黄疸のような病態が発症する.我々の教室では,タイト結合の機能調節機構を分子レベルからヒト疾患のレベルまで含めて解明しようとしている。

Dept.of Pathology(2)

The human body includes various compartments that maintain considerable independence from blood by a continuous cell sheet. For the functions of these compartments, passage through the intercellular spaces of the sheet must be strictly regulated by tight junctions. Once tight junctions are disturbed, illnesses such as edema, jaundice, diarrhea etc. will develop. Our department has been trying to expand our understanding of the regulation of tight junctions from molecules to human disease.

スタッフ

教授 Professor
澤田典均 Norimasa Sawada, M.D., Ph.D.
所属 : 医学部医学科基礎医学部門講座 病理学第二講座
医学研究科情報伝達制御医学生体構造情報学分子病態生物学
Department of Basic Medical Science Dept.of Pathology(2)
研究テーマ : タイト結合の機能調節と病態,肝細胞の生物学
研究活動と展望 : タイト結合は,細胞と細胞の隙間をシールする細胞間接着装置である.中枢神経系,網膜,精巣などは,血管内皮のタイト結合により血液から隔絶され,内部のホメオスタシスが保たれている.また肝細胞間に存在する毛細胆管は,タイト結合によってシールされているため,そこに排泄された胆汁は血液中へ漏れることはない.これまでstaticな構造と考えられてきたタイト結合は,最近 dynamicに制御されていることが明らかになってきた.個体では,タイト結合の失調は,浮腫,黄疸や下痢症に結する.このようにタイト結合が関わる病態を理解し,より効率の良い治療の確立を最終目的に,タイト結合の制御機構の解明を目指している.


准教授  Associate Professor

小山内誠  Makoto Osanai, M.D., Ph.D.

所属:医学部医学科基礎医学部門講座 病理学第二講座

Department of Basic Medical Science, Dept.of Pathology(2)

研究テーマ:転写因子としてのレチノイン酸が決定するがん細胞の運命,レチノイン酸依存性転写調節機構の修飾による上皮バリアの機能制御

研究活動と展望:私は,これまで,レチノイン酸を用いて,化学療法抵抗性のがんや,腸炎などの炎症性疾患,網膜症などの糖尿病性血管合併症に対し,疾患病態の解明と同時に,疾患の発病予防や治療手段の開発に直結する研究を行ってきた.今後,レチノイン酸依存性転写機構を標的とする治療戦略の新規開発をめざす.とくに,レチノイン酸前駆物質であるビタミンAの約80%は,星細胞に貯蔵されている.星細胞は,全身に分布し,レチノイン酸貯蔵量の減少が多様な病態をひきおこすことから,星細胞標的療法のパラダイム提示を試みる.



講師 Assistant Professor
村田雅樹 Masaki Murata, M.D., Ph.D.
所属 : 医学部医学科基礎医学部門講座 病理学第二講座
医学研究科情報伝達制御医学生体機能制御学分子細胞生物学
Department of Basic Medical Science Dept.of Pathology(2)
研究テーマ :
研究活動と展望 :


助教 Instructor
高澤啓 akira takasawa,
所属 : 医学部医学科基礎医学部門講座 病理学第二講座
医学研究科情報伝達制御医学生体機能制御学分子細胞生物学
Department of Basic Medical Science Dept.of Pathology(2)
研究テーマ :
研究活動と展望 :