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解剖学第二講座

 本講座は、教育においては医学部の正常肉眼解剖学を担当しています。解剖学実習は、札幌医科大学白菊会の皆様の篤志献体により支えられており、人体解剖学の知識の習得と同時に、献体に対する感謝の気持ちとその期待に応える責任と自覚を持った、人間性豊かな医師の育成に務めています。研究においては、「骨髄間葉系幹細胞を用いた糖尿病性腎症の新規治療法開発」および「認知症の新たな病態の解明と治療法開発」を2本柱として、研究成果を一日も早く患者様に届けることを目標に、実用化にむけた研究を進めています。高齢化社会において、社会的・医療経済的に大きな課題を抱えるこの2大疾患を、徹底した基礎研究の積み重ねから治癒に導くことが我々の使命と考えています。

Dept.of Anatomy(2)

Our department is characterized by its focus in the education of Macro-anatomy as well as basic research in the field of regenerative medicine. Our macro-anatomical practice has been supported through the benevolent donation of bodies by the Shiragiku Board of Sapporo Medical University. We are committed to fostering the development of physicians that have a keen knowledge of the human anatomy and, just as importantly, harbor a profound sense of humility and responsibility. Two major pillars of our basic research concern (1) the development of novel cell therapies for diabetic nephropathy using bone marrow-derived mesenchymal stem cells and (2) elucidation of the novel pathogenesis and development of therapeutics for dementia. Our mission is to be a leader in finding methods to conquer these two major diseases, both of which have had large negative influence on the social lives and medical economies of countries with aging societies.

スタッフ

教授 Professor
藤宮峯子 Mineko Fujimiya, M.D., Ph.D.
所属 : 医学部医学科基礎医学部門講座 解剖学第二講座
医学研究科情報伝達制御医学生体構造情報学生体機能構造学
Department of Basic Medical Science Dept. of Anatomy (2)
研究テーマ : 人間蘇生医療
研究活動と展望 : 教室全体のテーマは「再生医療•細胞療法」であるが、私自身が追求するのは、「人間蘇生医療」である。生体に本来備わる自己治癒力を最大に引き出すことで、癌や慢性疾患、難病を治癒に導く、または予防する事が目標である。この3年半で約2万枚の電顕写真を撮影し、ありのままの細胞の姿を観察する中から、生命の実相に迫ろうとしている。


講師 Assistant Professor
永石歓和 Kanna Nagaishi, M.D., Ph.D.
所属 : 医学部医学科基礎医学部門講座 解剖学第二講座
Department of Basic Medical Science Dept. of Anatomy (2)
研究テーマ : 骨髄間葉系幹細胞と臓器修復
研究活動と展望 : 糖尿病に代表される生活習慣病や自己免疫疾患、炎症性腸疾患、神経変性疾患等の慢性難治性疾患に共通する病態として、持続する慢性炎症や内在性の骨髄幹細胞異常が注目される。各臓器の実質細胞(尿細管上皮細胞、腸管上皮細胞、肝細胞など)とこれらの周囲環境を形成する細胞群との相互作用、自己修復・自己治癒力に寄与する骨髄間葉系幹細胞の形質変化と病態の関係、さらには体外で培養・増幅した間葉系幹細胞による免疫制御・臓器修復作用に着目した新たな治療法の開発に向けた、基礎的研究を進めている。


講師 Assistant Professor
水江由佳 Yuka Mizue, M.D., Ph.D.
所属 : 医学部医学科基礎医学部門講座 解剖学第二講座
Department of Basic Medical Science Dept. of Anatomy (2)
研究テーマ : 間葉系幹細胞に対する賦活剤の研究開発
研究活動と展望 : 自己骨髄間葉系幹細胞(BM-MSCs)を用いた細胞治療の実用化における課題は、患者ごとに品質が不均一となる細胞製剤をいかに治療効果の高い良質なBM-MSCsとして安定して患者様へ投与できるかにある。そこで、我々は老化や再生を広義に含む発生学的特徴から胎児付属物が有する細胞及び組織形成能への関与に着眼し、胎児付属物からの抽出物添加によるBM-MSCsの機能異常及び増殖不良の改善方法を開発した(特許出願:PCT/JP2015/57217)。この賦活剤を細胞治療用製剤の製造過程における添加剤として臨床応用するため、賦活剤の品質・安全性・有効性確保のための規格化を行い、賦活剤の製品化を目指して研究開発を行っている。


助教 Instructor
千見寺貴子 Takako Chikenji, M.D., Ph.D.
所属 : 医学部医学科基礎医学部門講座 解剖学第二講座
Department of Basic Medical Science Dept. of Anatomy (2)
研究テーマ : ヒト骨髄間葉系幹細胞の新規培養法開発
研究活動と展望 : 骨髄間葉系幹細胞は、培養過程において種々の影響を受けてその特徴を変化させる。特に糖尿病性腎症、自己免疫疾患など慢性疾患の細胞治療に適したヒト骨髄間葉系幹細胞の新規培養法について開発研究を行っている。

助教 Instructor
中野正子 Masako Nakano, M.D. , Ph.D.
所属 : 医学部医学科基礎医学部門講座 解剖学第二講座
Department of Basic Medical Science Dept. of Anatomy (2)
研究テーマ : 認知症の新たな病態の解明、および治療法の開発
研究活動と展望 : 当講座では、糖尿病性認知症モデル動物およびアルツハイマー型認知症モデル動物を用い、刺激豊かな環境(EE; enriched environment)で飼育することで、EEの認知症予防効果や病態解明を行っている。治療法開発に関しては、上記モデル動物へ自己骨髄間葉系幹細胞を投与し、その有効性の検討やメカニズムの検索を行っている。