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小児科学講座

わが教室は小児の感染症、血液・腫瘍疾患、神経疾患および先天性心疾患に関する研究を行っている。感染症については病原体を分離・解析しその病態との関連の解明にあたっている。血液・腫瘍疾患の治療では造血細胞移植を組込み成績の向上が試みられている。難治性てんかん、特に抗けいれん薬不応例に新たに迷走神経刺激療法の試みを開始した。先天性心疾患に対してはカテーテル治療を実施している。

Dept.of Pediatrics

Our department is concerned with infectious disease, blood and neoplastic disease, neurologic disease and congenital heart disease. Isolation and characterization of the infectious agents are studied to explain symptoms. Hematopoietic stem cell transplantation was included in the treatment for bone marrow reconstitution. Vagal nerve stimulation is started for patients with intractable seizures unresponsive to anticonvulsant. Interventional catheterization for congenital heart disease has been performed
  

スタッフ

教授  Professor
堤裕幸 Hiroyuki Tsutsumi, M.D., Ph.D.
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 小児科学講座
医学研究科地域医療人間総合医学発生分化・加齢制御医学発達小児科学
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Pediatrics
研究テーマ : ウイルス感染症の分子疫学, 呼吸器ウイルス感染症の病態の解明
研究活動と展望 : RSウイルスは乳幼児の最も頻度の高い呼吸器感染症の病因ウイルスであり重症の細気管支炎や肺炎をひきおこす.それに対し,ワクチンや抗ウイルス剤は開発されておらず対症療法が基本となっている.その流行株の遺伝子変異,抗原変異についての研究は有効なワクチン株の選択につながるものであり,その病態の分子レベルでの解析は有効な治療法の開発につながるものである.この両面についての研究を続行している.


准教授
要藤裕孝 Yuko Yoto,
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 小児科学講座
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Pediatrics

研究テーマ:ヒトパルボウイルスB19感染症における多彩な病態に関する機序の解明

研究活動と展望:これまでに当小児科に凍結保存してあった多数の血清検体より、ヒトパルボウイルスB19感染に関連する多彩な疾患を報告してきました。なかでも、脳症の症例(Yoto Y et al. Lancet.1994;344:624-625)や原因不明の急性肝炎にヒトパルボウイルスB19感染例が関与していることを明らかにした報告(Yoto Y et al. Lancet. 1996;347:868-9)は世界的にも注目される研究成果となりました。現在は、さらにそれらの多彩な病態における機序を分子生物学的な手法を用いて解明することを目的に研究を継続しているところです。



准教授 Assistant Professor
堀司 Tsukasa Hori, M.D.
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 小児科学講座
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Pediatrics

研究テーマ:造血細胞移植後のGVHD(移植片対宿主病)のバイオマーカーに関する研究、小児悪性腫瘍に関する治療研究
研究活動と展望:1. GVHD(移植片対宿主病)は造血細胞移植の成否を左右する重大な合併症であるが、その診断に難渋することも少なくないため特異的なバイオマーカーが望まれている。最近我々はケモカインのひとつであるCCL8がGVHDの重症度と関連していることを明らかにした。今後バイオマーカーとして診断、治療効果判定に役立ててゆく試み、更に治療ターゲットとしての可能性に関しても研究を進めてゆく。2.希少疾患でもある小児悪性腫瘍に対して全国的、国際的レベルでの治療を行いつつさらに治療法を発展させるためJCCG(日本小児がん研究グループ)に所属し、疾患ごとの全国規模の臨床試験に参加することにより最先端の治療を行っている。



講師
鎌崎穂高 Hotaka Kamasaki, M.D.,Ph.D.
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 小児科学講座
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Pediatrics
研究テーマ : 成長障害, 小児肥満, 小児糖尿病
研究活動と展望 : 1)糖尿病治療に関して様々な治療法が開発され、より患者のライフスタイルに合わせた治療が行えるようになってきている。小児糖尿病に対する超速効型製剤や超持効型製剤などによる適切な治療法の確立が重要であり検討を進めている。2)近年、小児肥満・糖尿病と成人の生活習慣病や動脈硬化症との関連性が明らかとなってきており、早期介入の重要性が指摘されている。そのために小児肥満・糖尿病合併症の早期評価法の確立を目的とした臨床研究を検討している。3)思春期早発症に対する性腺抑制療法による性腺抑制効果の客観的指標についての臨床研究を進めている。4)小児バセドウ病に対する放射性ヨード治療の有用性について検討を進めている。


講師
山本雅樹 masaki yamamoto,
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 小児科学講座
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Pediatrics

研究テーマ:急性移植片対宿主病(GVHD)の病態解析

研究活動と展望:移植片対宿主病(Graft-Versus-Host Disease: GVHD)は造血細胞移植の成否を左右する重要な合併症です。我々はGVHDの分子マーカーであるケモカインCCL8を用いて、様々な角度からGVHDの病態解析を試みています。

GVHDの病態をより詳細に解明することができれば、GVHDの効果的な予防法、GVHDに対する分子標的療法の開発が可能となり、将来的には造血細胞移植における移植関連合併症による死亡を減らす事ができると考えます。



講師

津川毅 Takeshi Tsugawa, M.D., Ph.D.

所属:医学部医学科臨床医学部門講座 小児科学講座

SOM, (SOM), Department of Clinical Medical Science Dept. of Pediatrics

研究テーマ:胃腸炎ウイルスの分子疫学と病態の解明

研究活動と展望:小児期において急性胃腸炎は急性上気道炎や中耳炎と並んで罹患率の高い疾患であり、その原因としてロタ・ノロなどの胃腸炎ウイルスの頻度が高い。近年、ロタウイルスワクチンが導入され有効性が世界的に明らかとなっているが、ロタウイルスの病原性やワクチン弱毒化のメカニズムは依然として不明である。ロタウイルスワクチン導入後の胃腸炎ウイルスの分子疫学的変化と、ロタ・ノロウイルスを中心とした病態の解明に関する研究を行っている。



助教 Instructor
須見よし乃 yoshino sumi,
所属 : 医学部医学科臨床医学部門講座 小児科学講座
SOM,(SOM),Department of Clinical Medical Science Dept.of Pediatrics

研究テーマ:小児摂食障害におけるアウトカム尺度の開発 (多施設共同研究)

研究活動と展望: 1)日本語版EAT-26の標準化を行い、食行動の異常を検出するためのカットオフ値を算出し、学校健診における思春期やせ症の早期発見システムの確立を行った。2)前方視的に共同研究機関にエントリーされた症例を用いて、思春期やせ症の予後に影響を与える因子の分析、およびやせを来す要因の解析を多方面から実施している。それをもとに、小児摂食障害におけるアウトカム尺度を開発するのが、今後の目標である。