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知的財産管理室には年間100件を超える発明相談が寄せられています。その相談内容は、発明がまだアイデアの段階にあるものから完成しているものまで多岐に渡り、それぞれのステージに合わせた対応を行っています。知的財産管理室が設立された当初の平成18年度は、出願奨励の考えから「相談イコール出願」となるケースが多くありましたが、徐々に、特許性・事業性等を見据えた厳選を行っていった結果、平成20年度は基礎出願の件数は減りましたが、グローバルな展開が可能な、重要性・技術水準の高い特許出願が増えてきています。 |
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また、昨年来より外国出願が増えてきた結果、各国における権利化手続等、一件の発明に対する中間処理業務の量が増えてきております。これを踏まえ、各特許出願に関する管理システムを整え、複雑な業務に対応ができる体制を整えました。
なお、外国出願の費用については、主にJST特許出願支援制度を利用しておりますが、基礎出願内容の厳選を行った結果、全国平均に比べて採択率が高い結果となっております。これは本学が本来有する研究シーズのクオリティの高さが反映されたものであり、今後はより各研究シーズの発展的展開を図る為、外国を含めた技術移転等を更に推進する予定です。 |
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