札幌医科大学医学部 内科学第四講座
    当教室は腫瘍内科、血液内科を柱として臨床・研究に取り組んでいます

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診療チーム


当科は当院における腫瘍内科、血液内科の分野を担っている。外来や入院などにおける診療は、消化管、肝、胆膵、血液と、専門化した4つのチームによって担当されている。それぞれのチームは、いわゆる標準的な治療法、分子標的薬や新規抗がん剤などはもとより、自主臨床試験としてより先進的な医療を積極的に提供している。

チーム編成

消化管 チーム 肝 チーム 胆膵チーム 血液 チーム 腫瘍オーガナイザー

佐藤康史 講師

二階堂ともみ 診療医

大沼啓之 兼任助教

平川昌宏 診療医

神原悠輔 診療医

池田裕貴 診療医

 

 

宮西浩嗣 講師

河野 豊 助教

田村文人 診療医

保木寿文 診療医

山田尚太 診療医

林 毅 講師

石渡裕俊 助教

小野道洋 診療医

堀口拓人 診療医

久保智洋 診療医

小船雅義 准教授

佐藤 勉 講師

井山 諭 助教

高田弘一 助教

小野 薫 診療医

山内夏未 診療医

 

瀧本理修 講師



 

消化管チーム

 

 

 

消化管チームの入院数は406名(2010年度)である。なかでも食道癌(23人)、胃癌(58人)、大腸癌(48人)は症例が多い。食道癌に対しては、化学放射線療法を積極的に施行し、独自の臨床試験(DNF-R)を進めており、良好な結果が得られている。胃癌に対しては、切除不能な症例においてDocetaxelとCDDPとTS-1の3剤を併用した化学療法(DCS療法)を開発し、高い奏効率(87%)と多くの治癒切除例が得られ、注目されている。また、外来化学療法も積極的に行っている。上部下部内視鏡検査は2626件(2009年度)であるが、ダブルバルーン小腸内視鏡やカプセル内視鏡を用いての、小腸腫瘍や出血の検査・治療が多いのが特徴である。早期胃・食道・大腸癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は勿論のこと、胃癌、食道癌や難治性の放射線性直腸炎に対するアルゴンプラズマ焼灼治療などでも良好な結果を得ている。

 

 

 

肝チーム

 

 

 

肝チームは、肝腫瘍(2010年度入院者数110人)、肝炎(同30人)、肝硬変症や門脈圧亢進症(同25人)の診断と治療を担当している。肝がんの治療では、内科的治療が困難な例に対しても造影超音波下の経皮的ラジオ波凝固療法、腹腔鏡下ラジオ波凝固療法、新たな肝動注化学療法(奏効率76%)、肝動脈亜区域塞栓術などのより確実に腫瘍制御が得られる方法を積極的に施行している。難治性C型肝炎に対しては、血液濾過法とブースター療法を併用した新たなインターフェロン療法や、部分的脾動脈塞栓術後のインターフェロン療法も行っている。また除鉄療法については15年間にわたり当科独自の鉄制限食事療法を併用して行っており、良好ながん予防効果(年次発癌率0.9%)を得ている。門脈圧亢進症に対しては内視鏡的治療は勿論のこと、血管造影手技を用いた治療(B-RTO、PTOやPSEなど)を病態にあわせて選択している。

 

胆膵チーム

 

 

 

胆膵チームでは、造影エコー、超音波内視鏡、管腔内超音波、胆管鏡、膵管鏡などの特殊検査を加えることで診断能を上げている。最近では超音波内視鏡下に行う穿刺吸引細胞診を行い、病理学的診断のもと治療を行うことを原則としている。癌に対しては、動注化学療法という局所の抗癌剤投与の様々な臨床研究を行っている。また、特殊な治療として癌性疼痛に対する超音波内視鏡下の腹腔神経叢ブロックも行っている。膵・胆道炎はドレナージ治療が必要になるが、これまで行われてきた経Vater乳頭処置や経皮的処置に加え、超音波内視鏡下にドレナージを行うことで開腹によるドレナージを回避できるようになった。2009年の実施件数は、超音波内視鏡:76件、ERCP:211件、経皮的処置:61件、超音波内視鏡下穿刺細胞診:29件、超音波内視鏡下ドレナージ:3件、超音波内視鏡下腹腔神経叢ブロック:12件である。

 

血液チーム

 

 

 

白血病を含む血液疾患の入院患者数は常に20人を超えており、年間延べ入院患者数は160人ほどである。標準的な治療法はもとより、慢性骨髄性白血病に対する第二世代チロシンキナーゼ、悪性リンパ腫に対するリツキシマブ、多発性骨髄腫に対するサリドマイドやボルテゾミブなどの分子標的薬を積極的に導入している。また、輸血依存性の骨髄異形成症候群および再生不良性貧血患者に発症する鉄過剰症には、新規鉄キレート剤であるデフェラシロックスが有効であるが、当科では早くからこれに着目して臨床経験を深めている。同時に、同種造血幹細胞移植や自家末梢血幹細胞移植を年間10〜20症例行っている。近年では、強度を弱めた骨髄非破壊的前処置(ミニ移植)の頻度が増えているが、当科ではこれを難治・再発の低悪性度リンパ腫にも試みている。

 

 

 

 

所在地および連絡先

〒060−8543 札幌市中央区南1条西16丁目 札幌医科大学 第4内科教室
電話:011−611−2111(内線3254) FAX:011−612−7987
電子メール:ktakada☆sapmed.ac.jp(教室長:高田弘一)

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