Macintoshで行うファイル転送


ここではMacintoshを使って、自分で作ったHTMLファイル(ホームページの原稿)をサーバに送る方法について説明します。

ファイルを送る方法にはいろいろなものがありますが、ここではネットワークを使ったファイル転送方法(ftp:file transport protocol)を用います。
ftpを行えるソフトのうち、Macintoshで最も定番と思われるソフトはFetchという名です。このソフトはフリー(無料)で使用でき、マック雑誌の付録CD-ROMなどには、ほとんどの場合入っています。現在の最新バージョンは3.0.3のようです。

ハードディスクにFetchがインストールされたら、さっそく転送して見てましょう。
Fetchのアイコンはfig.0このように犬がフロッピーディスクをくわえています

  1. 起動
    アイコンをダブルクリックしてFetchを起動します。
    fig.1
    上図のようなダイアログが表示されます。
  2. 接続
    fig.2
    上図のように
    Host:には"ftp.sapmed.ac.jp"
    User ID:には各部署のネットーワーク担当者
    Password:には担当者のパスワード
    Directory:には"/web/所属のディレクトリ/"
    を入力してOKボタンを押します。
    小さな犬のマウスカーソルが動いて
    fig.3
    上図のようにウェブサーバに接続されます。
  3. ファイル送信
    Fetch画面の中央下側に、"Automatic"、"Text"、"Binary"と書かれた三つのラジオボタンが表示されているはずです。基本的には"Automatic"で問題はないと思います。
    送信したいファイルの入ったフォルダを開き、ドラッグ&ドロップでファイルをFetchに置けば自動的にファイルが転送されます。
    送信できたら、
    fig.4
    上図の通りFetchの画面上に新しいファイル名が表示されます。
    うまく送信できたかどうか、手許のWWWブラウザで確認するとよいでしょう。
    確認のためのURLは"http://web.sapmed.ac.jp/所属のディレクトリ/"です。
    文字化けを起こす、画像が乱れるといった問題が生じるようならば、"Automatic"、"Text"、"Binary"をいろいろと試してみてください。
  4. ファイル受信
    送信の逆です。
    画面左側のファイルリストから受信したいファイルを選択し、画面中央"Get File..."ボタンを押す、またはそのままファイルをドラッグ&ドロップすれば自動的にファイルが受信されます。
    "Get File..."で受信するフォルダの指定は"customize"メニューから"preferences"→"Download"で設定します。
    文字化けを起こす、ファイルが開けないといった問題が生じるようならば、"Automatic"、"Text"、"Binary"をいろいろと試してみてください。
  5. Fetchの終了
    "コマンドキー+w"で接続画面が閉じ、"コマンドキー+q"でFetchが終了します。
  6. ディレクトリの作成
    多くの情報提供のために、公開するファイルをディレクトリに分けて保存するのは良い方法です。しかしFetchにはリモート操作でディレクトリを作成する機能がありません。
    telnetでログインして"mkdir"コマンドでディレクトリを作成してから、その中にファイルを送信する、あるいは1)〜2)の方法で接続した後、手許のフォルダごと送信してみてください。
    ☆Macintoshに限らない注意:札幌医科大学公式ウェブサーバである"web.sapmed.ac.jp"はデフォルトの読み込みファイル名が"web_index.html"と設定されています。各ディレクトリには必ず"web_index.html"というファイルを用意しましょう。中のファイルリストが丸見えになってしまいます。
  7. ファイルやディレクトリの削除
    転送先のウェブサーバからファイルやディレクトリを削除したい場合、1)〜2)の方法で接続した後、メニューの"Remote"から"Delete Directory or File..."を選択して削除します。
  8. ファイルやディレクトリの名前の変更
    転送先のウェブサーバからファイルやディレクトリの名前を変更したい場合、1)〜2)の方法で接続した後、メニューの"Remote"から"Rename Directory or File..."を選択して変更します。