ネットワーク端末機器簡易マニュアル Ver0.9.2


■ネットワーク担当者へ

1 ログイン                          

 ネットワーク端末機器を利用するためには、ログインをする必要があります。
電源(本体中央のボタン)を入れたら出てくるMac OS X Public Betaのログイン画面に名前(ユーザー名)とパスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックしてください。
 一番最初にログインする時は、管理者用のユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
 ネットワーク担当者に管理者用のユーザー名とパスワードをお知らせしておりますので、情報センターにご確認ください。(内線2239・2249、電子メール不可)

*注意!!*
 本体の電源は、切らないでください。(停電時等は除く。)
 なお、ディスプレイ右側のボタンも本体の電源となっていますので、切らないでください。(ディスプレイの電源のみを切ることはできません。)
 管理者用のパスワードは、絶対に他人に教えないでください。(本体に貼ったりもしないでください。)
 また、ネットワーク担当者であっても、システムには変更を加えないでください。

1.5停電時の対応

 停電時は、本体の電源を切る必要があります。
 
ログインしていない状態であれば、Mac OS X Public Betaのログイン画面で、「システム終了」ボタンをクリックします。
 ログインしている状態であれば、
画面上部のメニューから「Desktop−ログアウト」をクリックします。 
 確認のウインドウが表示されますので、「システム終了」をクリックします。

2 ユーザーの追加                          

 管理者用のユーザー以外のユーザーが、ネットワーク端末機器を利用する場合は、ユーザーを追加する作業が必要になります。(ネットワーク担当者も含みます。)
 まず、画面下部の「Desktop」アイコン(一番左の顔のマーク)をクリックします。
 Finderウインドウが表示されます。
 アイコン形式で表示されている場合は、画面上部のメニューから「表示−カラム」をクリックします。
 リストのなかから、「/−Applications−Utilities−Multiple Users」をダブルクリックします。
 Multiple Usersウインドウ左下の鍵のマークをクリックすると、ユーザー認証ウインドウが表示されますので、管理者用のユーザー名とパスワードを入力し、「OK」をクリックします。
 「ユーザーを作成」をクリックすると、新規ユーザーウインドウが表示されるので、追加したいユーザーの名前、ユーザー名、パスワード、検証(パスワードの確認)を入力し、ネットワーク担当者は、「このコンピュータの管理をユーザーに許可する」にチェックを付けて、「保存」をクリックします。
 これで、ユーザーが追加されました。

*注意!!*
 ネットワーク担当者以外の一般ユーザーには、新規ユーザーウインドウの「このコンピュータの管理をユーザーに許可する」にチェックを付けないでください。

3 パスワードの変更                         

 ユーザーがパスワードを忘れた場合は、管理者権限を有するネットワーク担当者が変更する必要があります。
 Finderウインドウのリストのなかから、「/−Applications−Utilities−Multiple Users」をダブルクリックします。
 鍵のマークをクリックすると、ユーザー認証ウインドウが表示されますので、管理者用のユーザー名とパスワードを入力します。
 該当するユーザーを選択して、「ユーザーを開く」をクリックすると、ウインドウが表示されるので、パスワード、検証(パスワードの確認)を変更入力し、「保存」をクリックします。
 これで、ユーザーのパスワードが変更されました。


■所属内(一般)ユーザーへ

1 ログイン                              

 ネットワーク端末機器を利用するためには、ログインをする必要があります。
 まず、所属内のネットワーク担当者にユーザーを追加してもらってください。
 電源が入っている(本体中央のボタンが白く光っている)場合は、マウスを動かすと表示されるMac OS X Public Betaのログイン画面に、ユーザーの名前とパスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックしてください。

*注意!!*
 ネットワーク端末機器にログインするためのパスワードは、情報センターに許可されているパスワード(中央サーバのパスワード)とは違います。(同じにしてもかまいません。)
 パスワードを忘れた場合は、ネットワーク担当者に変更してもらってください。

2 WWWブラウザの設定

 情報センターがサポートするWWWブラウザは、「Internet Explorer」です。
 画面下部の「Internet Explorer」のアイコン(左から3番目のeマーク)をクリックします。
メッセージが出た場合は、内容を確認し、「Yes」をクリックします。

<Internet Explorer起動後の設定>
 画面上部のメニューの「Edit−Preferences」をクリックします。

(1)ホームページの設定
 ネットワーク端末機器では、学内情報の共有化などを目的として、スケジュール管理、電子掲示板、施設予約、電子会議室などの機能を備えたサイボウズ(グループウェア)を利用しますので、このページをホームページに設定します。
 Internet Explorer Preferencesウインドウの左側のリストの「Web Browser−Browser Display」をクリックし、「Home Page」の「Address」欄に、 「http://www.sapmed.ac.jp/cb/」と入力します。

*注意!!*
 サイボウズについては、別途マニュアルを作成しておりますので、運用開始までしばらくお待ちください。

(2)プロキシの設定
 Internet Explorer Preferencesウインドウの左側のリストの中の「Network−Proxies」クリックし、「Use Proxy Servers」の「Web Proxy」にチェックを付け、「Settings」をクリックすると、Web Proxy Settingsウインドウが表示されますので、「Address」に「cache.sapmed.ac.jp」、「port」に「3128」を入力し、「OK」をクリックします。
 次に、「Use Proxy Servers」の「Use Web Proxy for all」のチェックを外します。

(3)設定完了
 「OK」をクリックします。
 「Internet Explorer」を終了させる場合は、画面上部のメニューの「Explorer-Quit Explorer」をクリックします。

 Mailソフトの設定                    

 情報センターがサポートするメールソフトは、「Mail」です。
 画面下部の「Mail」のアイコン(左から2番目の切手マーク)をクリックします。

<Mail起動後の設定>
 Panelウインドウが表示されますので、各項目の設定を行います。

(1)電子メールアドレス
 情報センターに許可されているメールアドレスを入力します(例:info@sapmed.ac.jp)

(2)受信用メールサーバ
 「pop.sapmed.ac.jp」と入力します。

(3)メールサーバの種類
 POPになっていることを確認します。

(4)ユーザーアカウントID
 情報センターに許可されているアカウントを入力します。(例:info)

(5)パスワード
 ユーザーのパスワードを入力します。

(6)送信用メールサーバ
 「smtp.sapmed.ac.jp」と入力します。

(7)設定完了
 「OK」をクリックします。
 「Mail」を終了させる場合は、画面上部のメニューの「Mail-Mailを終了」をクリックします。

4 Classicの起動

 ネットワーク端末機器では、「Classic」という機能を利用することで、従来のMacintosh用アプリケーションを動作させることができるようになります。

 画面下部の「Desktop」アイコン(一番左の顔のマーク)をクリックします。
 
「Finder」ウインドウのリストの中から、「Macintosh HD−Classic」をダブルクリックします。(ウインドウが表示されて消えるまで、しばらくお待ちください。)
 画面下部に「Classic」のアイコン(9のマーク)が表示されていることを確認し、アイコンの下に▲マークが付いていれば起動中です。

*注意!!*
 
「Finder」ウインドウのリストの中の「/-Applications」にも「Classic」がありますが、こちらは起動できません。

5 Word,Excel,PowerPoint などの起動                    

 ネットワーク端末機器には、アプリケーションとして「Microsost Office 2001」がインストールされています。
 
  「Finder」のリストの中から「Macintosh HD−Microsoft Office 2001」をクリックすると、右側にWord(ワープロソフト)、Excel(表計算ソフト)、PowerPoint(プレゼンテーションソフト)などが表示されますので、こちらをダブルクリックしてください。

*注意!!*
 必ず、「Classic」を起動してから、「Microsoft Office 2001」を起動してください。
 Microsoft Office 2001のEntorage(個人情報管理ソフト)は、複数ユーザーの個人情報管理について検証中のため、利用しないようにしてください。
 また、他のアプリケーションはインストールしないでください。

6 プリンタの利用                               

 パソコンと一緒に配付したプリンタは、ネットワーク対応のモノクロレーザープリンタです。
 Microsoft Office 2001の各アプリケーション(Word、Excel、PowerPointなど)からは、画面上部のメニューの「ファイル−プリント」をクリックして印刷できます。

*注意!!* 
 「Internet Explorer」、「Mail」などの、Mac OS X Public Betaに附属しているアプリケーションからは、うまく印刷されない場合があります。(Letterサイズで印刷されます。)
 所属内の別のコンピュータ(Windows、Macintoshなど)から印刷する場合は、EPSON LP-9200PS3のユーティリティCD-ROMが必要となりますますので、情報センターまでご連絡ください。(マニュアルと一緒に配付しています。)
 なお、マニュアルは情報センターのホームページにも掲載しています。
  WindowsNTから印刷する場合 http://web.sapmed.ac.jp/iccc/MacOSX/internal/WNTprint.html
  Windows95/98から印刷する場合 http://web.sapmed.ac.jp/iccc/MacOSX/internal/W98print.html
    Windows2000/XPから印刷する場合 http://web.sapmed.ac.jp/iccc/MacOSX/internal/w2000_xp.html
  Macintoshから印刷する場合 http://web.sapmed.ac.jp/iccc/MacOSX/internal/Macprint.html

 ファイル操作                           

 Wordを例にとり、ファイルの操作について説明します。

(1)ファイルを保存する
 
画面上部のメニューから「ファイル−保存」をクリックすると、保存ウインドウが表示されます。
 そのまま名前を付けて保存すると、「Finder」では、「Macintosh HD-Desktop Folder」に保存されますが、ファイルの保存場所がわからなくなる可能性があるので、「Macintosh HD-書類」に保存することをおすすめします。

*注意!!*
 
ファイルの名前は、日本語だと文字化けしますので、半角英語にしてください。 

(2)ファイルを移動する
 「Macintosh HD-書類」に保存したファイルは、そのままではディスク容量(4GB)を圧迫するため、ユーザーのファイル領域である「/Users」配下に移動させる必要があります。
 「Finder」を選択した状態で、画面上部のメニューの「ファイル-新規Finderウインドウ」をクリックし、「Finder」を2つ表示させて、「Macintosh HD−書類」からドラグアンドドロップで「Users−(ユーザー名)-Documents」にファイルを移動させます。

(3)ファイルを開く
 「Users−(ユーザー名)-Documents」に保存したファイルは、そのままでは開けません。
 上記2と同様の作業で、「Users-(ユーザー名)-Documents」からドラグアンドドロップで「Macintosh HD-書類」へドラグアンドドロップで移動させてから、ファイルを開きます。

8 Classicの終了

 「Classic」を選択した状態で、画面上部のメニューから「Classic-Classicを終了」をクリックします。確認のウインドウが表示されますので、「システム終了」クリックします。    

9 ログアウト                            

 画面上部のメニューから「Desktop−ログアウト」をクリックします。 
 確認のウインドウが表示されますので、「ログアウト」をクリックします。

*注意!!*
 本体の電源は、切らないでください。(停電時等は除く。)
 なお、ディスプレイ右側のボタンも本体の電源となっていますので、切らないでください。(ディスプレイの電源のみを切ることはできません。)


■参考

1 ウインドウ操作                            

 ウインドウ上部のボタンについて説明します。

(1)赤(×)ボタン
 ウインドウを閉じる。

(2)黄(−)ボタン
 ウインドウを画面下部に収納します。

(3)緑(+)ボタン
 ウインドウサイズを変更します。
 ウインドウサイズは、右下をドラグすることによっても自由に変更できます。

2 Dock                               
 画面下部のアイコンが並んでいる部分を総称して「Dock」と呼びます。
 使っているアプリケーションのアイコンの下には▲印が付きます。
 よく使うアイコンについて説明します。

(1)Desktop(一番左)
 Finderウインドウを表示します。ディスク内やネットワーク上のファイルやアプリケーションなどが階層ごとに表示されます。

(2)Mail(左から2番目)
 メールソフトを起動します。未読メール数がアイコン上に表示されます。

(3)Internet Explorer(左から3番目)
 WWWブラウザを起動します。日本語化されていないので、メニューなどは英語表示になっています。

(4)Sharlock(左から4番目)
 ディスク内のファイル検索やインターネット検索などに利用します。

(5).System Preferences(左から6番目) 
 コンピュータの設定を変更するために利用します。

(6)Trash
 ごみ箱です。

3 Users(ユーザー領域)                               

 ネットワーク端末機器のハードディスクは、3つに分かれており、「/」(4GB:Mac OS X Public Beta)Macintosh HD(4GB:Mac OS 9)とUsers(12GB)です。
 Usersには、ユーザー毎にディスクスペースが確保されており、各個人のファイルなどのデータは、「Finder」のリストの中から、「Users−(ユーザー名)」以下に置いていただくことになります。

4 日本語入力                                          

 文字を入力する方法には、「直接入力」と、「日本語入力」があります。
直接入力では、英語(半角英字)が入力されます。メールアドレスとか、ホームページの場所を入力するときは、直接入力で行う必要があります。直接入力では英語しか入力できません。
 日本語を入力するときには、「日本語入力」で入力する必要があります。
 入力を切り替えるには、画面上部のメニューの右から2番目の国旗マークをクリックして選ぶ方法と、キーボード右下のアップルマークのキーを押しながら、スペースキーを押す方法があります。

5 MOドライブの利用                        

 ネットワーク端末には、MOドライブが内蔵されていますが、Mac OS X public Betaでは、ドライバが開発されていないことから、現在のところ利用できません。(Mac OS X製品版出荷時に対応予定。)

6 フロッピーディスクの利用                               

 フロッピーディスクを利用したい場合は、情報センターでスーパーディスクドライブを貸し出ししております。

7 サーバ機能の利用                       

 ネットワーク端末機器は、所属内の公式サーバとしての利用も可能になっています。
 Fileサーバ(Windows、Macなどとのファイル共有)、WWWサーバ(Apache)、メールサーバ(sendmail)としての利用を考えている所属は、ネットワーク担当者を通じて、情報センターまでご相談ください。


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