平成19年度前期の授業評価は実施及び集計作業を実施マニュアルに従い、学部教職員の協力
を得て終了しましたことを報告する。なお、昨年度から、履修生10名以下の科目匿名性保持す
るため実施していない。
1 評価の結果
1)回収率:回収数/履修届数
全体 H19前期 63.0% H18前期 65.4%
最低 H19前期 37.3% H18前期 19.5%
最高 H19前期 92.0% H18前期 100%
回収率50%下の科目は16科目であった。
(H18後期11科目、H18前期10科目)
2)授業評価について
@評価点の分布範囲は、4.88から2.91の間にある。
全科目平均点では4.12点(昨年前期3.96点)であった。
A全体的には昨年前期と比べ評価点が高くなっていて、3.50点以上の科目数が増えている。
評価を実施した科目数も僅かながら増加した。
|
H19 前期 |
H18 前期 |
H17 前期 |
4.50 |
23科目 |
6科目 |
8科目 |
4.00 |
40科目 |
39科目 |
47科目 |
3.50 |
28科目 |
38科目 |
22科目 |
3.00 |
7科目 |
10科目 |
13科目 |
2.50 |
2科目 |
3科目 |
2科目 |
2.00 |
0科目 |
1科目 |
2科目 |
100科目 |
97科目 |
94科目 |
B自由記載の総数は、136件で、1科目の記載件数は、1件から最多で15件であった。
なお、上記の結果には、評価実施時期が異なるため、以下の科目は含まれていない。
「救急法」(2年次)
「理学療法研究セミナー」(PT3年)
「総合臨床実習V」(OT4年)
2 今後の検討課題
自由記載の件数は、それほど多くはなく、履修に好感を持った記載が見受けられたが、
以下の点については、検討を要する。
1)授業評価実施に関する課題:
・回収率の低い科目に対する対応の検討
・評価点が高い科目の増加と評価慣れの関係について
2)自由記載からの課題
ア)授業運営に関して:
・教員の授業中及び課外指導時に学生に対して発せられる言葉遣いに対して違和感
を訴えた記載があった。
・読み易い板書への要望。
・授業展開が速すぎるので、レジメ等を用意してほしいとの要望。
イ)複数の教員が担当する科目で、教員間の授業目的や内容の連動性、指導上の連携
を望む意見があった。
ウ)科目運営に係る見直し・改善要望が出された科目:保健医療総論W
(主な記載内容)
・この科目では何をするのかが明確でない。
・グループで行う事柄について、グループ内学生の意見や対応が異なり、うまく進
まない。
・後続の臨床実習に向けた準備ができなくて困るという意見。
以上