受験生の皆様

Q&A

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 札幌医科大学は「地域医療への貢献」を建学の精神に掲げ、保健医療に対する道民のニーズに応える使命を有しています。カリキュラムにおいても「地域医療合同セミナー」など低学年のうちから地域医療に関する授業や実習を開講し、地域医療マインドを育みます。

 保健医療学部の卒業生のほとんどは道内に就職し、看護師・保健師、理学療法士、作業療法士として道内各地で地域医療に携わっています。また、教員は、地域住民の健康の保持・増進のため各地の専門職と連携し、積極的な貢献活動を行うことで、研究成果を道民に還元しています。

 

 質問にある通り、保健医療学部の学生定員は看護学科50名、理学療法学科20名、作業療法学科20名であり、他大学に比べて少人数です。教員1人あたりの学生数は4学年合わせて看護学科6.7人、理学療法学科・作業療法学科は各5.7人です。少人数であるゆえに、学生1人1人に目が届き、丁寧な個別指導が可能ですし、グループ学習やグループ討論、フィールドワークなどの能動的学習や協同学習が行いやすいなどのメリットが沢山あります。また、同じ目的を有する学生同士が強い絆で結ばれており、医療人に不可欠の助け合いの精神もそうした中で育まれていきます。教員との距離も近いので、授業以外でも日常的に先生方と交流することができます。コミュニケーションを基盤とする医療人を養成する学部として、教育活動においても人間同士の触れ合いを重視しているため、少人数であることはきわめて重要です。

 卒業生に対する高い評価は、こうした教育・学習環境によって育まれた成果と考えています。

 

 看護学科では、道内の看護実践のリーダーシップを発揮できる人材育成をめざしたカリキュラムを編成しています。1年前期から専門科目を開始し、技術演習、実習を組み合わせることにより、看護実践能力を高いレベルで修得できるよう、4年間一貫したカリキュラムを展開しています。

 看護学科の授業の特徴は、4年間を通して、少人数だからこそ可能なグループ学習が多いことです。このグループ学習は、人の意見を聴く力、意見を述べる力を育むだけでなく、物事の見方・考え方の幅を広げ、チームで取り組む共同性も培います。

 理学療法学科では、大学での授業と臨床実習とのシームレスな連携を重視しています。それを実現するために、特に、臨床実習が行われる5つの領域(運動器障害系・内部障害系・神経障害系・高齢者系・小児系)では、関連する理学療法治療学(講義・演習科目)において、臨床実習指導者が講師を務める実践的な教育プログラムを提供しています。また、3年生になると、各領域の研究室に配属され、2年間をかけて卒業研究を行います。これらの研究活動を通じ、科学的根拠の重要性を学ぶとともに、医療人として必要な生涯学習能力を涵養します。

 作業療法学科の特徴的な科目として、1~2年生で実施する「基礎作業学」があります。作業療法ではその人にあった活動(作業)を用いて治療を行うことが多くあります。そのため、この科目では治療で用いる手工芸や日常生活で行う食事動作などさまざまな作業活動の特性を運動や心理面、脳科学から分析しその治療的意味を学習します。また、3年生では「作業療法臨床実践法OSCE」という科目を実施しています。この科目では、障害を持つ方たちとの適切な関わり方や作業療法の評価・治療の技術など、臨床実習で必要になる実践能力を本番さながらの設定で確認を行います。よって、座学や演習で学んだことを、臨床実習につなげるための大切な機会となっています。

 本当です!

 実習は身体的にも精神的にも大変ですが、座学では決して学ぶことができない技術や能力を身につけることにつながります。実習の重要性は、「準備-実践-考察」にあります。何の準備も無しに実習に出向くことはあり得ないし、うっかり遅刻する、あるいは気ままに欠席することなど、本学では決して許されません。体調管理を含め、実習に向けての様々な準備がなければいかなる実践も困難でしょう。本学では各学科ともこのような実践力育成を非常に重視しています。また、患者さんを担当させていただくに際し、自分の勝手な振る舞いなどはできません。これらの考え方が学生時代から身についているため、本学の卒業生は、「高い能力である」と外部から評価されているのです。

 基本的に教員は、大学受験を経験し、本学に入学した学生たちの国家試験の合否に関して、一切心配はしていません。したがって、大学側から、特に対策として働きかけることはありません。国家試験は学生が医療人となるために通らなければならない単なる通過点であり、各職種の最低水準を担保するものでしかありません。保健医療学部では、その先を見据えた教育を行っていますので、各学科の教育課程を修了できる力があって、普通に国家試験勉強を行えば、不合格となる心配は全くないと考えています。

 本学卒業生は、年度毎に募集状況が変わるものの、概ね希望に沿った就職が可能です。理由としては、本学の学生は4年間の学習の中で優れた技術や知識が身についていることと、国家試験の高い合格率による安心感もあるかと思います。各学科ともに本学に対する求人数は、道内・道外を問わず卒業生数を大幅に上回っています。また、競合した施設の採用試験においても、その合格率は非常に高い数値を示しています。

 看護学科の場合、札幌医科大学附属病院へ就職する卒業生はその年によって差はありますが、最近では半数以上が就職しています。

 附属病院の理学療法士・作業療法士の定数は看護師に比べると非常に少ないため、求人も少ないのが現状です。最近5年間に附属病院に採用された卒業生は理学療法士6名、作業療法士1名です。
平成26年度からスタートした理学療法士・作業療法士研修制度に参加している卒業生は、26年度に理学療法士が1名(全体3名)、27年度には理学療法士が2名(全体4名)、作業療法士が1名(全体2名)です。

 大学院に在籍しながら臨床能力を身につけるために、本学では次のような制度があります。看護学専攻では「直接進学者支援制度」といって、本学の卒業生に限って、札幌医科大学附属病院で新人看護職員として臨床研修を受けながら、大学院で学ぶことができます。理学療法学・作業療法学専攻では、大学院生が週に2~3日、附属病院などで実践を経験しながら勉強できます。このように、非常勤雇用ではありますが病院で臨床経験を積みながら、看護師、理学療法士、作業療法士としての臨床実践能力も身に付け、かつ、研究活動もできます。

 また、現在の職場で働きながら大学院に進学することも可能です。本学大学院の在学生には、看護師や保健師、理学療法士、作業療法士として、勤務しながら勉強している方が多くいます。当然のことながら、仕事と研究の時間が分散されるので、相当に頑張らないと2年間で修了することはできません。そのような方のために、修士課程であれば、2年分の学費納入で3年間在学可能な「長期履修制度」を設けています。

 最近の大学生は自己学習の時間が非常に少ないことが問題視されていますが、本学の学生は宿題も多く、実習中でもレポートをまとめたり、与えられた課題をこなしたり、と一般の大学生と比較して長い自己学習時間が必要です。特に試験前は朝から晩まで勉強しています。

 自己学習をサポートする環境として、本学自慢の図書館とパソコン室、自習室は24時間自由に使えます。真夜中に図書館やパソコン室を覗いてみると、必ず誰か勉強しています。