札幌医科大学のレディースクリニック

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よくあるご質問10題

Q体外受精は何回までやれるのでしょうか?

A

特に決まりはありません。配偶者間人工授精(AIH、IUI)もそうですが、一般的には5~6回くらいまでに妊娠することが多いようです。しかしこの回数に関してだれも上限を決めることはできません。ご夫婦の希望と主治医の見解によって決めるしかありません。

Q体外受精で良い卵子をとる方法、卵子をたくさんとる方法はありますか?

A

排卵誘発法には、GnRHアゴニストを使ったロング法、ショート法、GnRHアゴニストを使わずクロミフェンを使ったフレンドリー法などがあります。最初にどの方法がその人にとって一番良いか決めるのは甚だ困難です。いろいろ試してみてその方にあった方法を探すのも一つの方法です。

Qのみ薬のクロミフェンで排卵しなのですが、注射をするとすぐ卵巣が腫れる(卵巣過剰刺激症候群)のですが、何か良い方法はありませんか?

A

排卵障害の種類によりますが、クロミフェンにある種のインスリン抵抗性改善薬を併用した方法で極めて高率に排卵する方法を開発致しました。

Q体外受精の料金はどうして施設によって違うのですか?

A

体外受精胚移植には、健康保険は適応されず、自由診療によって行われています。したがって、施設によって使う器具、薬が異なりますので料金は違って当然です。当科では、排卵誘発法、顕微授精、胚盤胞移植、胚凍結のどれをするかによって変りますが、現在は平均で約5~10万円(排卵誘発の費用を除く)です。しかし、地方自治体から最高10万円までの補助が得られますので、それをご利用下さい(補助金の詳細に関しましては、北海道あるいは札幌市にお問い合わせ下さい)。

Q卵管形成術、卵巣嚢腫、子宮筋腫などの手術の場合腹腔鏡手術とお腹をあける開腹手術とどちらが良いのですか?

A

内視鏡手術は、見た目にもきれいですし、一般に術後は楽です。内視鏡手術でも開腹手術でもどちらでも同じように出来る手術であれば、内視鏡手術をお勧めします。ただし開腹手術で出来ることが全て内視鏡手術でも出来るわけではありません。また子宮筋腫の核手術後の場合、分娩は大抵の場合帝王切開術になることが多く結局は妊娠した場合には開腹することになりますので、主治医の医師とその点を良くご相談いただいて術式を決めることになります。

Q原因不明習慣流産の治療法は何が一番良いのですか?

A

昨年日本産科婦人科学会の生殖内分泌委員会から治療成績が発表になりました。夫リンパ球の免疫療法、アスピリン療法、ヘパリン療法、無治療の場合の妊娠維持の成功率を比較したものです。どれも一定の効果があると判断されました。主治医の医師と良くご相談の上治療方針をお決め下さい。

Q子宮の内側に出来た筋腫(粘膜下筋腫)はどのようにしてとるのですか?

A

最近はレゼクトスコープという内視鏡を使った手術でとることがほとんどです。しかし、外側にもたくさん筋腫があるような場合は、その筋腫と一緒に、筋腫半切法をいう方法をすれば子宮粘膜下筋腫も外側から容易にとれます。

Q卵管鏡下卵管開口術(FTカテーテル)について教えて下さい

A

卵管と子宮の付け根のところの卵管間質部閉塞の場合の卵管開口術として行っています。一般には腹腔鏡を併用して行われます。ただ私達の場合は、成功率を上げることを第一の目的として開腹下に実施しており、良好な術後成績です。

Q早発卵巣不全によい治療法はありますか?

A

今でも原因が不明の疾患と考えられています。上昇したFSHを下げるため、ピル投与、カウフマン療法、 GnRHa投与のいずれかの方法を試み、下がったところでhMG-hCGによる排卵誘発をするのが一般的です。しかし、成功率は極めて不良です。最近は DHEAというホルモン剤を使う方法も試みられ始めているようですが、まだその評価は不明です。

Q不妊治療は安全な治療なのでしょうか?

A

一般的には、合併症の頻度は低く極めて安全な治療法と考えてもらって結構です。しかし、極特殊な例としては採卵後の感染で卵巣を摘出した例、採卵後の出血で開腹により止血した例、筋腫核出術後の妊娠で子宮破裂した例、排卵誘発による重症卵巣過剰刺激症候群で数週間の入院治療が必要になった例、腹腔鏡手術で腸管損傷や尿管損傷になった例などが報告されています。私達は、あらゆる事態に対応できるように備えており、地域病院からの搬送も受け入れております。