教室紹介
産婦人科学講座について
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教室紹介
はじめに
私たちの教室は教授1名、准教授2名、講師4名、助教3名、診療医7名そして大学院生3名の総勢20名が在籍しています。男性が14名、女性が6名です。附属病院では婦人科と産科周産期科の診療を担当し、ほぼ半々に分かれて診療を行います。産婦人科としての年間総手術数は700件を超え、一人あたりの担当手術(執刀医)数はかなり多い施設と思われ、大学病院って雑用ばかりでさっぱり経験が積めないと思っている方も多いと思われがちですが、当大学病院は若手医師が症例を積むには最適な施設と自負しております。
婦人科は全国有数のがん症例数を誇ります
婦人科は病床数50床でおもに婦人科悪性腫瘍と筋腫をはじめとする良性腫瘍の治療を担当しております。とくに悪性腫瘍の症例は多く平成20年の統計では子宮頸癌症例は73例で子宮体癌、卵巣癌とも50例と全国的にも有数の症例数です。婦人科手術で特徴的なこととしては、当教室では腟式手術が伝統的に積極的に行われており、第2代教授の明石勝英教授が考案した明石式腟式子宮全摘出術は高い評価を受けています。当教室では若いうちに腟式手術に慣れさせるために、初期研修医2年目から腟式単純全摘術の術者を経験させ、産婦人科専門医を取得する卒後6年目までには主体的に腟式全摘術が完遂できる実力をつけるように教育しています。私たちの婦人科悪性腫瘍の治療に対するモットーはいかに治療後のQOLを保つかと言うことです。とくに子宮頸癌のTrachelectomyや体癌のホルモン療法など妊孕性温存療法に積極的に取り組んでおります。
総合リプロダクション科としての産科周産期科
産科周産期は産科症例と生殖医療を担当しております。産科は大学病院の性格上、対象症例は妊娠中毒症など産科特有の合併症のほか、糖尿病・血液疾患・膠原病・腎臓病などの内科疾患、心臓手術後・脳外科手術後などの外科疾患の合併、また精神科疾患の合併妊婦などあらゆる合併症妊婦の管理・分娩を担当しております。また、極早期の切迫早産、前期破水症例の管理、多胎妊娠管理のほか、産科救急(前置胎盤による出血・常位胎盤早期剥離による DICなど)の搬送に対応しております。新生児部門は、NICUが6床ですが、同9床の道立小児保健センターとの密接な連携のもとに、多数の未熟児新生児の管理を行っております。また新生児外科手術の必要な症例に関しましても、小児センターとの連携で対応しております。現在の産科・周産期科は総合リプロダクション科としての性格を強め、体外受精・胚移植、顕微授精、胚凍結を中心とした不妊症治療、抗リン脂質抗体症候群、同種免疫不全などによる習慣流産治療、内視鏡手術を中心とした不妊症・子宮内膜症に対する手術治療、さらには思春期疾患や性同一性障害症例なども産科・周産期科スタッフが対応しております。
いつも笑い声が絶えません
札幌医科大学産婦人科学講座では道立大学と言うこともあり、全道各地に20の関連病院を持ち、約70人の教室員を派遣しています。医師派遣のモットーとしては民主的に病院のローテーションを決めることで、教室員の互選で選出された委員で構成される医師派遣委員会によって派遣病院が決定されます。また、基幹病院の派遣人数は今後さらに増員する予定で、産婦人科医特有の分娩当番の回数を減らして一人一人の負担を軽減させる様に取り組んでいます。さらに、子育てなどで当直や出張が難しい女性医師には“ママさんコース”を設定し、その間は出張や当直を免除するなどして、臨床から離れなくても良い環境作りに務めております。その甲斐があってか当教室は地方大学としては産婦人科医の入局数は多く、ここ数年毎年6名以上の新入医局員を迎えております。若者が増えることによって、大学でも、関連病院でも若手医師の笑い声が絶えない教室となっています。演芸にも力を入れている訳ではありませんが、平成21年度の北日本産科婦人科学会懇親会の(正確にはそのついでにおこなった)演芸大会でも見事優勝の栄誉を勝ち取り、札幌医科大学産婦人科学講座の演芸レベルの高さを示すことができました。ぜひとも、私たちと一緒に働いて、勉強して、遊んでみませんか。