再生医療
A肝細胞を用いた組織再構築


本学医学研究科、臓器発生・再生医学部門では、手術などにより摘出された小肝組織より、小型肝細胞を分離し3次元培養の手法をもちいて肝組織を作製し、以下の再生先端医学を行なっている。

 (1)再構築された肝組織を患者肝に移植する。
 (2)遺伝子疾患患者から分離された小型肝細胞に遺伝子治療を施し、ex vivoで細胞を増殖させ、肝組織を形成させた上で移植する。
 (3)再構築肝組織をバイオリアクターにして人工肝臓装置を作製する。
 (4)テーラーメイド治療を行うために、バイオプシーで採取する程度の細胞から小型肝細胞を分離・増殖させ、治療薬・治療方法を検討できるシステムを開発する。
 (5)高分化肝細胞を使い、薬物代謝酵素の発現プロファイルから肝毒性などを推測できるシステムを開発する。