札幌医科大学は今年(平成22年)4月で開学60周年(創基65周年)を迎えましたが、「進取の精神と自由闊達な気風」、「医学・医療の研究と地域医療への貢献」という本学の建学の精神は教職員や学生に脈々と受け継がれ今日に至っております。
臨床研修センターは、この精神を則り、社会の求める高度な医療人を育てるために、臨床研修全体をコーディネートしています。
初期臨床研修の第一の目的は、医師としての心構え、基本的なマナー、診療能力を身に付けることです。研修期間には複数の診療科を回り、また、地域医療にも出向きますので、様々な医療の形を知るとともに、パラメディカルを含めた他の医療従事者との協調、共働のやり方、その大切さを学ぶ期間でもあります。さらに、経験する多くの症例から、普遍化できる問題解決能力を修得することも重要な課題です。
本院の初期研修では、特定機能病院、教育病院としての経験をフルに生かし、エキスパートから直接指導を受けることができ、さらに、研修プログラムは、研修医の自主性を重んじて組み立てられています。標準プログラムでは自由選択コースに、将来専門としたい診療科で多く研修することが可能なキャリアコースを加え、それぞれで、いわゆる「たすきがけ」方式と、2年間大学病院での研修が可能なコースを自由に選択できます。それとは別に、産婦人科プログラムと小児科プログラムも平成22年度から始まっています。
卒後初期臨床研修は、医師の生涯教育のはじまりに過ぎません。初期臨床研修終了後は、それぞれの専門分野を目指すことになるでしょう。今後、この制度の中では初期臨床研修と後期臨床研修・専門医制度が密接に連携することが重要になると考えられます。本学では、この点を視野に入れ、専門医制度と整合性を持った「後期臨床研修・専門医制度プログラム」を作成しております。
この「後期臨床研修・専門医制度プログラム」は、大学病院ならではの特色ある医学研究への攻究、学位取得を目的とした大学院プログラムと連携したもので、各診療科が独自に策定しており、初期臨床研修を終えた医師が、専門的知識を学び、経験を積むことで各種専門医資格の取得を目的とするものです。豊富な臨床・研究の人的・物的資源を持つ大学病院でしかできないプログラムであり、皆様にも実効性のある・魅力あるものとして認めていただけると自負しております。
臨床研修センター
センター長 堤 裕幸
「臨床研修センターへお越しの方は、
附属病院北棟
3階 病院課
へおいでください。」