札幌医科大学附属病院 臨床研修・医師キャリア支援センター

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歯科医師臨床研修

臨床研修を修了した先輩からのメッセージ

大和田 哲志 (令和3年度修了)

 歯科の初期臨床研修では1年間を通じて病棟と外来それぞれ研修していきます。

 外来では抜歯・小手術といった外科処置から保存・補綴治療といった一般的な歯科治療も行うことができ、歯科衛生士と技工士も居て様々な観点から助言もいただけるため、治療計画について考える力を養うことができる環境だと思います。

 病棟では主に全身麻酔での手術や、悪性腫瘍に対する放射線・化学療法中の患者さんの全身管理を行っています。手術の内容は外来では困難な歯科治療・抜歯から、顎変形症の外科矯正、悪性腫瘍に対する外科的切除など多岐にわたります。放射線・化学療法に関しては口腔内のみならず全身に様々な影響を及ぼすため他職種ならびに他科の先生と連携する重要性が高く、いずれも一般の歯科研修施設では経験がなかなかできないことだと思われます。

 患者さんの全身状態を鑑みて適切な処方・処置を考えることは将来さまざまな処置に携わる時に応用できる力なので、研修される方はぜひ歯科治療のみならずそのような観点も学んでいただけたらと思います。

井嶋 翔吾 (令和元年度修了)

 歯科研修の選択肢として、主に開業医・病院歯科・大学病院の3つに大別されると思いますが、私は大学病院、特に医学部大学病院での歯科研修を選びました。学生時代より口腔外科領域に興味があり、専門に特化したところで研修をしたいということ、口腔外科のみならず一般歯科スキルも習得できること、そして全身状態を把握できる基礎的医療知識を幅広く学習できる環境を鑑みて歯学部大学病院ではなく当院歯科口腔外科での研修を希望しました。

 4月より医科研修医と合同実習・講義を受け、基礎的医療知識を学びました。また、当科でも臨床の現場で即応用できる内容の研修講義があり、臨床への導入が手厚かったです。5月からは外来6か月、病棟4か月、協力型地域研修1か月それぞれに分かれ研修を行いました。

 外来研修では、う蝕処置や根管治療などの保存治療、クラウンブリッジやデンチャーの補綴治療などの一般歯科治療、抜歯や歯根端切除などの外科小手術、急性炎症や外傷患者に対する外科的処置など幅広く経験できました。必要事項の問診、全身基礎疾患に対する理解および医科への対診、薬剤の知識、画像読影など覚えることが沢山あり、苦悩することも多々ありましたが、失敗しながらも日々成長することができたと思います。

 病棟研修では、口腔癌や顎変形症など様々な症例の全身麻酔下での手術に入り、手術のアシストや手技について熱い指導がありました。入院患者それぞれの状態・治療内容の把握は大変でしたが、とても責任感・やりがいのある期間でした。

 協力型地域研修では、市立函館病院歯科口腔外科にて研修を行い、大学病院での研修とはまた異なる環境下での研修でした。周術期口腔機能管理に力を入れ、医科歯科連携を含めた他職種との交流があり、地域に根差した医療を提供しており、かけがえのない経験ができました。もちろん休日は函館観光も満喫しました!

 この1年は実に充実感に溢れ、また7人の同期にも恵まれ、優しい先輩方に囲まれた居心地の良い雰囲気でした。口腔外科に少しでも興味があればやっていけるかと思います。少しでも興味がある方は一度見学に来ることをお勧めします。やる気のある方を心よりお待ちしております。

加藤 大貴 (令和元年度修了)

 初期臨床研修医として1年間研修を終え、現在は後期臨床研修医として研鑽を続けております。当医局への研修を決めたきっかけは口腔外科に興味があったことに加えて、抜歯や嚢胞などの小手術だけではなく、悪性腫瘍、外科矯正に加えて骨折・外傷等の症例の種類の多さ、一般歯科治療も積極的に行っていることに魅力を感じたためです。

 大学病院の特性上、基礎疾患を抱えた患者さんの治療を行うことも多く、他科との連携が必要な症例も多く取り扱っているので、歯科医師としてのスキル向上だけではなく、患者さんの全身状態の管理についても学ぶことができます。

 口腔外科の研修は厳しい・忙しいなどのマイナスイメージが強いかと思いますが、その分多くの症例を経験することができますし、やりがいや達成感も大きいです。当科は歯科医師歴の近い先生からベテランの上級医の先生方までスタッフ間の距離も近く、分からないことがあれば丁寧な指導を受けることができます。

 この1年間とても充実した研修医生活を送ることができたと実感しております。研修先としてはこの上ない環境であると思いますので当科での研修を是非考えてみて下さい。全身麻酔下での手術や外来での処置も実際に見学できますよ。

平川 結 (令和元年度修了)

 2019年4月1日、札幌医科大学附属病院で研修できる喜びと不安の入り混じった感情と共に私の歯科医師人生がスタートしました。一般歯科治療だけではなく全身疾患を伴う患者さんに対して、他科と連携し治療を行っていく上での歯科治療に関する知識の他にも全身に関する知識も学べると思い当院を志望しました。

 振り返ってみるとこの1年間はあっという間でした。私は外来業務から研修がスタートしました。患者さんへの対応、必要な情報を得るための問診の取り方、一口腔単位だけではなく全身状態を踏まえた治療方針の立て方、様々な種類の中から選択する検査の必要性など、一つ一つがすべて学びの毎日でした。

 9ヶ月が過ぎ病棟業務に携わるようになると、抜歯などの小手術や口腔癌、顎変形症などの入院患者さんについて全身状態だけではなく社会的背景までを把握すること、画像や採血データの読み方などを新たに学びました。最初は知識不足や未熟さをより痛感し、わからない事ばかりで向いていないかもしれないと消極的な時期もありましたが、真摯に自分と向き合うきっかけとなりました。また、上級医の先生方の姿をみて口腔外科医としてのあり方も学ばせて頂きました。

 他科との連携が必要な場面も多く、薬剤師、看護師、放射線技師など様々なコメディカルの人々と協力することで、医科大学附属病院で研修しているという実感もわきました。

 業務を覚えること、こなすことだけで必死な1年間の研修でしたが、様々な症例を経験させて頂き、少しではありますが成長できたのではないかと思います。この1年間で学んだことを糧に2年目も実のある年にしていきたいです。

 超高齢者社会である今、この先もさらに全身疾患を伴う患者さんが増え、歯科治療のみならず全身管理が行える歯科医師が必要とされています。歯科の単科大学ではできない経験を当院では豊富に経験でき、とても充実した研修期間を送れると思います。

 皆さまの入局を心よりお待ちしております。

牧野 令奈 (令和元年度修了)

 歯科初期研修医、今年も引き続き後期研修医として、昨年から札幌医科大学附属病院でお世話になっております。

 札幌医科大学附属病院の歯科口腔外科は、症例数がとても多く、研修では様々な症例を経験することができました。初めは不安しかありませんでしたが、知識豊富なよき指導者がたくさんおり、たくさんのことを教えていただき、色々なことを経験することができました。また同期にも恵まれ、お互い協力し合いながら毎日を過ごせたことを誇りに思います。局所麻酔下で行う小手術に始まり、口腔癌や顎変形症などの全身麻酔による大手術、また入院中の患者さんの全身管理や周術期の口腔機能管理等、1年間でとても幅広く、本当にたくさんのことを学ばせていただきました。まだまだ学び足りないことだらけですが、これから歯科医師として生きていく上で、本当にたくさんのことを吸収できた充実した研修となり、ご指導頂いた先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。初期研修中に地域研修として1か月間市立函館病院で研修させていただきましたが、違う環境下で研修したことも自分にとって刺激になりました。

 毎日忙しく、辛いと感じたこともありましたが、わからないことなど丁寧に教えてくれるよき指導者ばかりで、研修として充実した1年になることは間違いないと思います。もし口腔外科に興味があるのであれば、色々なことを学べる最高の環境です!

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