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ブレストセンターにおけるチーム医療

◯主な対象疾患
早期および進行再発乳癌
特に、遺伝性乳がん・卵巣がん症候群に関する遺伝カウンセリングを含む専門外来
乳腺症・乳腺線維腺腫などの乳腺良性疾患全般

※下記図の診療科/組織名を押すとリンクします。
ブレストセンター関係する診療科・部等一覧 医療連携センター(新規ウィンドウで開きます)

消化器・総合、乳腺・内分泌外科

当科乳腺チームは「患者さん中心の医療」の理念に基づく医療を実践するため、総合医科大学病院のメリットを最大限活用し、チーム医療と関連各科と密接に連携した医療を提供しています。
各市中の病院やクリニックからは併存症をお持ちの患者さん、高齢の患者さんをご紹介いただいています。総合病院の特徴を活かし、そのような患者さんも総合評価、安全性評価のうえ、無理なく手術を行っております。

また、乳房温存術が可能な患者さんや形成外科による乳房再建が可能な患者さんには、しっかりとご相談のうえ事前の検査結果から適切な手術の提案を行っています。

婦人科

当科は子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんを中心とした婦人科腫瘍を中心に診療しており、手術数、患者数とも全国有数の数を誇ります。
乳がんは婦人科に特有ながんであるという点で共通点があるだけでなく、子宮体がんや卵巣がんとの関連も報告されておりブレストセンターとの関わりは重要で、ブレストセンターを通じて女性患者と密接に関わることにより、治療成績の向上に寄与したいと考えております。

また、遺伝性乳癌卵巣がん症候群の研究に関しても取り組んでおります。

産科周産期科

当科は地域の拠点病院として、産科合併症、また内科系、外科系、あるいは精神科系の合併症妊婦に治療にあたっています。また24時間体制で緊急の母胎搬送に対応しています。

乳がんは、若い女性の罹患が少なくなく、妊娠している女性が乳がんを合併することがあります。その場合、妊娠の継続の可否、手術治療や化学療法の選択、分娩の時期が問題となります。したがって、乳腺外科、新生児科と連携検討し、適切な治療方針の選択が必要となります。

妊婦さんが、乳がんになった場合、発見された時期により、そのまま自然分娩で良いのか、あるいは早めの分娩が良いのかの検討が必要になります。早産で分娩しなければならないときは新生児科との検討が必要になります。また治療も妊娠中の治療か分娩後の治療か、治療法も手術治療か化学療法かなどは、乳腺外科との検討が必須です。産科周産期科では、関係各科と綿密な連携をとりながら対応しています。

形成外科

当科は外傷や熱傷、皮膚軟部組織腫瘍、体表先天性疾患、皮膚潰瘍などに対する治療、および、外傷や腫瘍切除後の欠損や変形の修復を行う科です。顕微鏡を使って血管をつなぐマイクロサージャリーの技術を持ち、様々な組織の移植を行っています。

乳癌による乳房切除後の再建には力を入れており、腹直筋皮弁、広背筋皮弁など自分の組織を利用した乳房再建、また近年保険適応となったシリコンインプラントを用いた再建にも対応可能な施設となっています。

乳癌に対しては、乳腺外科と連携し、乳癌の手術前に、乳房再建術について説明を行い、乳房切除時に同時に再建を行う一期的再建、および乳房切除後一定期間を開けたのちに行う二期的再建どちらにも対応できるようにしております。

放射線治療科

小児から高齢の方までの様々な癌の放射線治療に取り組んでいます。

多数の日本放射線学会専門医と、専門性の高い知識と技術を有する医学物理士、技師および看護師が協調してチーム医療を実践しています。特に乳がん症例数は全国的にみても有数で、豊富な経験を有します。

また、多数のベッド数を有し、入院治療も可能です。前立腺がんに対してはCT画像誘導による強度変調放射線治療や密封小線源永久挿入治療などの複雑な手技を行っています。肺小腫瘍に対する定位照射や子宮癌の腔内照射も実施しています。

放射線診断科・放射線部

マンモグラフィー、CT、MRI、PET-CTなどの画像診断装置を用いて、体の内部構造に関する情報を画像化し診療に役立てています。

画像診断装置は放射線部が管理しており、専門の診療放射線技師が、検査の安全性・正確性(質)、患者さんの負担等に十分配慮して適切な条件で撮影を行っております。当院のマンモグラフィー検査は女性技師が中心となって実施しています。

放射線診断科の医師は、検査から得られた画像情報を読み解いて診療に役立てるのみならず、検査の緊急性・安全性・正確性(質)、患者さんの負担等を勘案して、検査適応(どの検査が適しているか、どういった方法で検査を行うのか)の判断や助言を行っています。

カンファレンスを通じて臨床医、病理医、放射線診断医、診療放射線技師間の情報共有を図りチーム医療を実践しています。

遺伝子診療室

遺伝性乳がんをはじめとして,遺伝性のがんについての関心は非常に高まっています。しかし患者さんやそのご家族、一般の方々が接する情報には誤ったものや、根拠の乏しいものも多く、不安や誤解を一層高める可能性も懸念されます。

当院では平成25年11月に遺伝子診療室を開設し、遺伝に関する様々な不安や悩みをもつ方々を対象とした遺伝医療、遺伝カウンセリングを行っています。その中には遺伝性のがんに関する相談も多く受けています。

遺伝カウンセリングでは、詳細な病歴や家族歴を聴かせていただき、患者さんやご家族が患っているがんに、遺伝的な要因が関与している可能性について評価を行い、正しい医療情報を提供します。また同時に患者さんやご家族が抱える悩みや疑問についても丁寧に対応いたします。

薬剤部

乳がんに関しての薬剤師のかかわりは、医師、看護師、その他の職種などと協働して、患者さんに安心して質の高い薬物療法を受けていただけるように
  1. 点滴の抗がん剤の調製
  2. 抗がん剤治療のスケジュール管理
  3. 投薬時の薬物療法のチェック
  4. 副作用予防・軽減のための情報提供
  5. 抗がん剤の治療レジメンの管理
  6. お薬の説明と相談
など様々な業務を行っています。 治療中に、ご不明な点などがあれば、お気軽にお尋ねください。

病理部

日本で乳がん罹患数が女性でもっとも多いことを反映して、当院で2013年に診断されたがん患者のうち乳がんは285例(8.5%)と5番目を占めています。

当院では、組織診、細胞診で乳がんの病理診断を行うだけでなく、乳がんの全組織標本でHER2蛋白、ホルモンレセプター、細胞増殖関連抗原Ki-67の免疫染色を行い、時にFISHでHER2遺伝子の増幅を調べることで、高精度に再発予測や薬剤の効果予測を行って、治療方針の決定に役立てる診療を行っています。

看護部

乳腺疾患の患者さんのケアは主に消化器・総合、乳腺内分泌外科看護室が担当しています。

いまや日本人女性の16人に一人が乳がんにかかる時代です。広い年代にわたって様々な治療を受ける患者さんがいます。治療の副作用や合併症のこと、ボディイメージの変化のこと、妊娠・出産・育児に関わること、再発や転移のこと、乳がんに関する不安や悩みは多くあり、女性だからこその問題もあります。

私たちは乳がんに関する最新の知識と技術をもってケアにあたります。

私たち看護師も女性の多い職業です。同じ女性として乳がんと闘う全ての方を支援いたします。

外来化学療法室

外来化学療法室には10床のベッドがあり、乳がんのほか、消化器がん、腎がん、肺がん、血液悪性腫瘍などに対する標準の抗がん剤投与や、関節リウマチや炎症性腸疾患(クローン病)に対する抗体(レミケード)療法を行っております。

患者さんにとって最大のメリットは、入院をしないで自宅での生活や仕事を継続しながら、通院で治療を受けることができることにあります。患者さんは、治療計画に基づいて来院し、採血後、担当医の診療を受け、外来化学療法室に移動し、専任の看護師による問診(治療後の副作用や生活状況や、お困りのことについての相談などについて)を受けます。その後、専任の薬剤師がいる薬剤部門で適切に配合された治療薬による点滴治療が開始されます。乳がんの場合、一人あたりの治療時間はおおよそ1~3時間程度ですが、各ベッドには読書灯や液晶モニターが備え付けられており、治療中は本を読んだり、TVをご覧頂いたりしながら自由に過ごしていただけるよう配慮しております。